砂漠の歩き方 5
- 2015/03/08
- 21:20
477 : 砂漠の歩き方39[sage] 2006/12/21(木) 19:20:02 ID:WkMj4Z7i
少女が倒れこむように箱の中に入ると、奴隷商人は箱の蓋を閉めた。
蓋はガラス製で、太陽の光が直接箱の中に差し込まれていたが、水で濡れた奴隷服を着ていたため、それほど暑さを感じることは無かった。
箱も一人ではいるには十分な大きさで、丸まっていれば不便はしない。
少女は水でたぽたぽになったお腹を気にしながらゆっくりと目を閉じた。
一方、残された奴隷たちはバター作りに喘いでいた。
絞りたてのラクダの乳が入った容器を拘束された両手で持ち、それを上下に振るためには、手枷から首輪へ伸びる鎖のせいで全身を揺すらなければならず、体力を極限にまで浪費させる必要がある。
奴隷たちの喘ぐ声と、じゃらじゃらと鎖の擦れる音が永遠と続いた。
箱の中で眠りかけていた尻尾の少女は周囲の異変に気がついて目を覚ました。
ガラスの蓋から差し込まれる太陽光によって、濡れていた奴隷服が乾き始めたのだ。
しかも蒸発した水分が逃げる場所は無く、箱の中にとどまるため、次第に箱の中が蒸し暑くなって、汗が噴出すようになってきたのだ。
今までは体が乾いていたため、汗はほとんど出ず、少しの汗も、汗まみれになる前に蒸発していた。
それとは正反対に、箱の中の環境は蒸し暑く、水分を大量に補給した体からは汗がじっとりと噴出す。
砂漠のからっとした暑さに慣れ始めていた少女も、種類の違う暑さに意識が朦朧とし始めていた。
478 : 砂漠の歩き方40[sage] 2006/12/21(木) 19:21:38 ID:WkMj4Z7i
「ほら、こんなかに入れ」
いきなり箱の蓋が開けられ、奴隷商人の声が聞こえた。
隣には別の奴隷が不安そうな顔で立っていた。
ずぶ濡れの奴隷服に後ろ手に繋ぎかえられた手枷をはめている。
どうやらこの奴隷も水を貰った後、罰を受けることになったらしい。
後ろ手の奴隷は「ごめん」と言うと、尻尾の少女の入っている箱にもぐりこんだ。
箱は二人が入るには狭すぎるため、二人はぎゅうぎゅうに折り重なった状態になった。
それでも奴隷商人は何事も無かったかのようにガラス蓋を閉めた。
「うぅ…苦しくない?」と後ろ手の奴隷が言った。
もぞもぞと楽な体制を探りながら
「我慢…する、がんばる」
尻尾の少女は自分に言い聞かせるように答えた。
「それよりも、この中、暑い。蒸し暑いのが大変」
「そうなんだ…」
それ以降はしばらく無言が続いた。
狭い箱に二人が入ったことによって蒸し暑さは更に増した。
身動きが取れない中、二人は汗だくになり、ガラスの蓋は水滴で覆われた。
ハァハァと暑さに喘ぐ中、次第に二人に他の感覚が押し寄せていた。
479 : 砂漠の歩き方41[sage] 2006/12/21(木) 19:22:45 ID:WkMj4Z7i
「あう…はぁ…はぁ…」
尻尾の少年をはじめ、他の奴隷たちは奴隷商人の服を洗わされていた。
鎖の繋がった手でごしごしと洗おうとすると自然と頭が水面の近くまで下がる。
目の前には湖があるにもかかわらず、それを飲むことは許可されていない。
手に口がついていてそこから水が飲めたら…そんなことを考えながら奴隷たちは葛藤に苦しんでいた。そして、ついに尻尾の少年は誘惑に負けてしまった。
「おいっ!お前何してる!」
奴隷たちを監視をしていた奴隷商人はすぐさま尻尾の少年の行動に気がついた。
一瞬びくっとした少年は、どうせ見つかったのならと、水を一気に飲み始めた。
すぐさま奴隷商人は少年の下に駆け寄り、少年の肩を掴むと後ろに強く引いた。
満足な食事も与えられず、乾ききった少年の体は軽く、いとも簡単に倒された。
「も、申し訳ありません、許してください、のどが渇いて死にそうだったんです」
少年は顔を地面にこすり付けるようにして哀願した。
「お前は自分が奴隷だということが未だに分からないらしいな」
奴隷商人たちは尻尾の少年の周りを囲むようにして威圧した。
「こいつ、捨てたほうがいいんじゃないですか?」
下っ端の奴隷商人が奴隷商人のリーダーに提案した。
奴隷商人のリーダーは納得したようにうなづいた後尻尾の少年に言った。
「そんなに奴隷になるのが嫌なのなら自由にしてやる。好きな所に行って来ていいぞ。ラクダの後ろに乗れ」
少年は何がなんだか分からないままラクダの後ろに乗せられ、荷物のようにラクダと少年の体を鎖でがんじがらめにされた。
480 : 砂漠の歩き方42[sage] 2006/12/21(木) 19:24:35 ID:WkMj4Z7i
「ようし、ここら辺で降ろしてやる」
十分ほどラクダに揺られたあたりで奴隷商人は立ち止まった。
尻尾の少年は不思議に思いながらも自由になれるかもしれないとわずかな期待をしていたが、ここで降ろすという奴隷商人の言葉に全てを打ち砕かれた。
なぜなら、ここが砂漠のど真ん中であるからだ。
「これから自由にしていいが、一つだけ忠告しておく。オアシスに戻ってきたら奴隷商人として見過ごすわけにはいかねぇ、もう一度お前を奴隷にするまでだ。いいか、わかったな」
奴隷商人は尻尾の少年を拘束していた鎖を外しながら言った。
「水は?ご飯は?」
尻尾の少年は思わず奴隷商人に聞いた。
「はぁ?商品でもないやつに水や餌を渡すわけないだろ。ほらよ、お前は奴隷じゃねえんだ。首輪を外してやる」
そういって奴隷商人は手枷と首輪、尻尾を外した。少年は一瞬驚いた。
一度もはずしてもらったことの無い首輪を外してもらえるなんて思ってもいなかった。
しかし、奴隷商人はその後すかさず少年が着ていた奴隷服も剥ぎ取った。
「首輪や奴隷服は奴隷にしか与えねぇ、これは没収だ。どうしても返して欲しければオアシスまで戻ってきて、『首輪をつけてください、私を奴隷にしてください』って言うんだな」
あらわになった陰部を隠すためにうずくまった少年に奴隷商人は言い放った。
うずくまる少年を尻目に、奴隷商人はオアシスに帰っていった。
後には裸の少年だけが残された。
481 : 砂漠の歩き方43[sage] 2006/12/21(木) 19:27:11 ID:WkMj4Z7i
少年が気づいた頃には既に奴隷商人は見えなくなっていた。
少年は周りに人がいないことを理解すると、ようやく立ち上がった。
誰の目にも入らないにしろ、陰部を晒す恥ずかしさが残っていたが、拘束されていない開放感の方が勝っていた。
鎖や奴隷服に隠されて触ることも見ることも出来なかった自分の物に無意識に触れ、その喜びを味わっていた。
拘束されていたときにそこに触れたのは、そこから出てくる水を欲しがる奴隷仲間だけだったからだ。
しかしそれもつかの間、経験したことの無い暑さが少年を襲ってきた。
照りつける太陽が少年の肌を直に焦がす。
粗末な奴隷服でも身を隠すことができたが、今はそれが出来ない。
このままでは湖でわずかばかり飲むことが出来た水分もすぐに蒸発してしまう。
あれほど不快だった奴隷服を、少年は欲していた。少年はそれを許せなかった。
少年に選択肢は二つしか残されていなかった。
砂漠をさまよい歩き、万に一つも無い助かる道にかけるのか、オアシスに戻り、プライドも何もかも捨て、奴隷にして欲しいと懇願するのか。
少年は迷い続けた。本当は選択肢など無いにもかかわらず。
492 : 砂漠の歩き方44[sage] 2007/02/13(火) 00:22:19 ID:m2vIzjS5
ガラスの中の少女たちに我慢の限界が訪れていた。
「ねぇ…水…いっぱい飲まされた?」
尻尾の少女は後ろ手の少女に尋ねた。
「うん…もしかして、あなたも?」
後ろ手の少女の問いに、尻尾の少女は恥ずかしそうにこくりと頷いた。
「我慢できそう?」
そう聞かれた尻尾の少女は泣きそうなのを必死にこらえながら、震える口で
「が…がまん。がんば…る」
と言ったあと、こらえきれなくなって泣き出した。
「なん…で、こんなこと、しなきゃいけないの?」
なき続ける尻尾の少女を見て後ろ手に繋がれた少女が言った。
「ねえ、いっしょに、しよ」
「えっ?」
「一緒にすれば怖くないよ。いっせのせでするの」
しばらくの沈黙の後、尻尾の少女はうなづいた。
「いくよ?いっせの…せ」
二人の少女は目を閉じて膀胱にかけていた力を緩めた。
ハアハアという二人の荒い息と、小さな水の流れる音が箱に響いた。
そのすぐ後に、下半身から生暖かいものが伝わってきて、それは奴隷服を伝って全身に染み、太陽によってそれが蒸発した。
そして強烈な匂いが鼻をつき、気持ちが悪くなって、水と胃液が混ざったものを嘔吐した。箱の中の悪臭が更に酷くなった。
493 : 砂漠の歩き方45[sage] 2007/02/13(火) 00:22:51 ID:m2vIzjS5
奴隷商人の服の洗濯を終えた残りの奴隷たちは力尽きてへたり込んでいた。
「ようし、よく頑張ったな、いい子達だ。ご褒美にお前らにも水をくれてやる」
奴隷商人の言葉に奴隷たちは顔を見合わせたが、どうせ水などもらえるはずは無いと思い、すぐにうつむいてしまった。
「おいおい、水をくれてやるって言ってるんだ、喜べよ」
奴隷商人はニヤニヤしながら奴隷たちに言った。
水なんてもらえるはずが無い、奴隷たちは今までの奴隷生活で学んでいる。
ゆえに喜ぶものなど誰一人としておらず、うつむいたままだった。
「おい、奴隷ども、立て」
奴隷商人が奴隷たちの首輪の鎖を強く引っ張ると、奴隷たちのやせ細って乾ききった体はいとも簡単に引きずられてしまった。
首輪に首を引きずられ、けほけほと咽ながら歩こうにも、むき出しの砂に擦り切れた足には力が入らず、よろめいてしまう。
倒れる体を支えようと、無意識に手を伸ばそうとしても、両手に填められた手枷にそれを拒まれ、そのまま倒れこんでしまう。
そうして、ただでさえ弱りきった体は更に衰弱していくのだった。
そんな風にして奴隷商人は奴隷をしばらく歩かせた後、
「あれを空けろ」
と、奴隷たちに箱に被さるガラスの蓋を開けるように命令した。
命令された奴隷たちはよたよたと箱の方へ歩いていった。
494 : 砂漠の歩き方46[sage] 2007/02/13(火) 00:35:07 ID:m2vIzjS5
「えっ?」
最初にたどり着いた奴隷の少年は箱の中を見て驚いた。
中にはずぶ濡れの仲間が二人入れられていたのだ。
中に入れられているずぶ濡れの奴隷の少女は少年に覗かれていることに気がつくと恥ずかしそうに顔をそむけた。
そうこうしている内に他の奴隷も箱にたどり着き、協力してガラスの蓋を持ち上げはじめた。
奴隷たちが最後の力を振り絞り、蓋を持ち上げると、中からアンモニア臭のする熱く湿った空気が出てきた。
少年は少し前にずぶ濡れの少女たちが顔をそむけた理由が分かったが、そんなことはどうでもよかった。少年は水分を補給することしか頭に無かった。
ずぶ濡れの少女の水を舐めたい。水分をたくさん含んだ奴隷服にしゃぶりつきたい。
例えそれが少女たちの尿であったとしても、生きるためには仕方が無い。
少年はそう自分に言い聞かせた。しかし、最後の最後に残る少年の理性がそれをさせなかった。
少女たちが嫌がるだろうし、それに奴隷商人に命令違反で鞭で打たれる。
その少年以外の奴隷も同じように思ったのか、その場で立ったままだった。
「大丈夫?」と声を書ける少年、箱の中でモジモジと恥ずかしそうにする少女たち。
そんな状況を奴隷商人のたった一言が打ち砕いた。
「ほら、目の前に水があるだろ。好きなだけ飲めよ」
少年は箱の中の少女を引っ張り出し、少女の奴隷服にしゃぶりついた。
尿や胃液、奴隷服に染み付いた垢などが混じった不味い水でも乾いた奴隷にはご馳走だ。
命令だ。命令だから従うしかない。そう言い聞かせながら…
「いやっ…いやぁぁ!」
ずぶ濡れの二人の少女は全身を嘗め回され、吸い付かれ、叫んだ。
くすぐったいのか、快感なのかも分からず、ただ暴れ、体をくねらせているうちに、膀胱に入れていた力を無意識に解放してしまい、またお漏らしをしてしまった。
それを周りの奴隷たちが見過ごすはずが無く、放たれる尿に群がった。
「うぅ…あっ…いやっ」
そんな少女の悲鳴の中で、生きるために群がる奴隷たちを見ながら、奴隷商人は奴隷のしつけが完成に近づいているのを確信するのだった。
506 : 砂漠の歩き方47[sage] 2007/05/16(水) 21:17:28 ID:VwrnpLsq
砂漠に捨てられた少年はオアシスに向けてとぼとぼと歩いていた。
少年は首に首輪が巻かれていないことに違和感を感じていた。
歩く速度が遅くなっても引っ張ってくれる首輪から伸びる鎖が欲しかった。
少年は自由に動かせる両手を持て余していた。
鎖で繋がれていなくても両手を胸で揃えてしまうのだ。
少年は歩みを止めたときの罰として鞭が欲しかった。
オアシスまで行けなければ死んでしまうので、立ち止まったときは叩いて欲しかった。
少年は照りつける太陽から身を隠す奴隷服が欲しかった。
自分のにおいが染み付いたボロボロの奴隷服が無いとなぜか不安になった。
少年は自分の肛門をふさぐ尻尾が欲しかった。
気がつかないうちに漏れてしまうのではないかと思うと栓をしたくなった。
少年は奴隷になりたい一心でオアシスを目指した。
そして日が暮れかける頃、ようやくオアシスにたどり着いたのだった。
捨てられる前水分を補給したとはいえ、裸で砂漠を彷徨ったため、のどはカラカラだった。
しかし、少年は目の前の湖で水を飲むことはせず、奴隷商人を探し始めた。
少年にとって今欲しいのは水ではなく、首輪と奴隷服と鞭だったのだ。
オアシスの湖の周りを半周ほど歩いた時、少年は地面に捨てられている首輪と奴隷服を見つけた。
少年はすぐさま奴隷服を頭からかぶり、首輪とそこから伸びる手械を繋いだ。
それらは鍵がなくてもはめる事ができるタイプで、鍵を持っていない少年は幸運だと思った。
しかし、そのすぐ後に少年は尻尾も落ちていることに気がついて後悔した。
両手が塞がっている状態ではおしりに手が届かず、自分で尻尾をはめることはできない。
少年は尻尾を咥えながら奴隷商人を探し始めた。
508 : 砂漠の歩き方49[sage] 2007/05/16(水) 21:20:57 ID:VwrnpLsq
「おいお前ら、奴隷がやってきたぞ」
水分補給を終えて木陰で休んでいた奴隷たちの前に奴隷商人が現れた。
奴隷たちは不思議に思った。自分は奴隷だ。その奴隷に対して「奴隷が来た」というのは何かが変だ。
そんなことを思っているうちに、奴隷商人の後ろから何かの影が見えた。
「お前らの奴隷だ。きちんと躾をするんだぞ」
奴隷商人にそういわれて突き出された影はあの捨てられた少年だった。
今までの首輪と手械のほかに足枷が嵌められていて、それが首輪や手械と鎖でつながっている。
そのために二本足でたつことができず、四つんばいではいはいをしている。
「俺が捨てたどうしようもない奴隷なんだが、奴隷にしてもらいたいらしい。だからお前らの奴隷として扱うことにした。餌や水やりを忘れないようにな」
奴隷商人がそういうと、四つんばいの少年は水…水…と乾いた小さな声で言った。
「ほれ、水を与えなさい。ただし、奴隷の奴隷は口を使って水分補給なんて許されないからな。男の子から直接入れてもらうのがいいんじゃないか?」
奴隷商人は鞭をちらつかせながら残りの少年たちに言った。少年奴隷たちは選択肢がないことを理解した。
「ううぅぅ…」
四つんばいの少年が声なき声を上げる中、二人の奴隷少年は四つんばいの少年の後ろに集まりだした。
お尻にかぶさる奴隷服がめくられ、四つんばいの少年のお尻に後ろの少年のものがあてられた。
最初は小さくやわらかかったその物は触れて刺激を受けるたびに大きくなっていった。
そしてその物は穴を探し始め、穴はすぐに見つかった。
「うぎゃぁぁぁ!」
入れられたほう、入れたほうの少年は両方とも今まで感じたことのない感覚に叫んだ。
「早く出せ!」
奴隷商人は入れたほうの少年に怒鳴ったが、少年はぐったりと四つんばいの少年に倒れ掛かった。
「うわっ!あぁぁぁ!」
そのとき、入れられたほうの少年が叫んだ。入れたほうの少年は気絶し、尿を漏らしてしまったのだ。
大量の尿が入れられたほうの少年に注入され、すさまじい不快感が少年を襲う。
「尻尾だ!」
奴隷商人はそばにいた奴隷少女に命令した。奴隷少女は尻尾を咥え、物が抜けたばかりの少年のお尻に差し込んだ。
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