花火大会の夜、おしっこが我慢できず……。
- 2015/12/05
- 13:36
15 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2011/01/08(土) 13:09:23 ID:8VK00crF0
8月の初め、私は彼氏の通っていた高校がある茨城県取手市の花火大会に行った。夏真っ盛りで、日が傾いてもアスファルトはほんのりと熱を持っていた。普段は閑散としている取手駅の東口も花火を見る浴衣を着た男女や、中高生くらいのカップルでごった返していた。私も、改札口の前で彼氏を待っていた。
私が東口について十分程すると、彼は改札口に着いた。約束の時間よりも十分ばかり遅い。そんな彼にいらいらしていたが、彼は上から下まで私の服装を見るなり、軽く舌打ちをした。
「浴衣じゃないのかよぉ。」
彼は、私から目をそらし、脇を通る花柄の浴衣を着た若い女の人をじっと見つめていた。私も浴衣を着ようと思ったのだが、人ごみの中では動きにくいし、お手洗いにも行きにくいので浴衣を着るのを止めたのだった。だからと言って、彼がそんな反応をする事に心の中に霜が一本立ったような悲しさを感じた。
「ごめん……。動きにくいかと思って……。」
私は、脚先から自分の姿を見回した。鶯色のミュールに、膝上三センチくらいの青と黄色のチェック、そしてアクセントに黒い細いチェックが入ったお気に入りのプリーツスカート、半袖の薄黄色のブラウス。いつもの彼なら喜んでくれそうな姿だ。いつもから、言いたい事を言う彼だったが、その日は彼の言葉が心にいつもより沁み通る。
「いや、かわいいさ。ごめん。そんな暗い顔しないでさぁ。楽しもうよ。」
彼はそんな悲しげな私の様子に気が付いたのか、急に声のトーンを上げて私の左手を掴んで花火会場へと歩き始めた。
16 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2011/01/08(土) 13:10:47 ID:8VK00crF0
三分ほど歩くと、土手に平行に走る二車線のメインストリートに出た。そこにはまるで夏祭りの様に屋台が並んでいる。あんずあめ、わたがし、かき氷……。私にとっては本当に久しぶりな光景だった。そんな様子を見ていると先ほどまでの様子もどこかへ飛んでいった。
「何か食べるかぁ?」
彼が私を見つめた。いつもの彼の気さくな笑顔。私もそんな彼に頬を緩めた。
「かき氷食べたいな。」
二人はかき氷の屋台に並んだ。三組ほどすでにかき氷を待っている。一地方都市の普段の寂れた駅前からは想像がつかない。私はブルーハワイのかき氷、彼はメロン味のかき氷を注文し、それを食べながら他の屋台を見回って行った。それにしても、屋台の中身は私が幼少のときから変わっていない。
キャラクターのお面も売っているし、金魚すくいもかつての様に人気だ。彼はそんな様子に目もくれずに、私をどこかへいざなっているようだ。
「どこへ行くの?」
「あぁ。これから花火が一番よく見えるところに行くんだ。いいポイントだからな。」
そんな彼の横顔が誇らしげだ。彼の眼球のふちが橙色の太陽の光できらりと光った。
八坂神社のある角を曲がると、土手への一本道が走っていた。左側には図書館がある。その一本道は先ほどのメインストリートよりはやや人が減っていたものの、河川敷へ行く人がちらほらと見受けられた。その道をまっすぐと歩き、自動販売機の近くのごみ置き場にかき氷のカップを捨てて、土手への階段を上がった。
土手を上がると、右の方に仮設トイレが五台並んでいるのが見えた。私はそこでほんの少し尿意を覚えたが、彼が私の手を引いたので、彼について行った。私もそこまでその時点で強い尿意を感じていたわけではなかったので、その尿意はすぐに意識から消え去ってしまった。
17 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2011/01/08(土) 13:12:36 ID:8VK00crF0
土手を降りると、右の奥の方には鉄パイプや鉄板でできた仮設の桟敷席があった。
「ねぇ。あの席じゃないの?」
「いやいや、こっち」
彼は薄闇が広がって来た中、私が見ている方とは逆の左の方を指差した。彼がさしているのは、草の上。ただの河川敷の草の上だった。彼はそこに着くと地面にじかに座った。彼は彼の左横の地面をポンとたたき、私の事を待った。
私はスカート後ろの部分を手で押さえてその場にしゃがんだ。私は彼がせめて敷物くらいは持ってきてくれているのかと思ったが、何も持って来ていないように見える。仕方なく草の上ならスカートもそこまで汚れないだろうと思い、私はその場に体育座りをした。だが、私が体育座りをするとお尻のあたりが思いのほかひんやりとした。そして、ショーツがじめじめしてくるのを感じた。薄闇にまぎれてよくわからなかったが、私の座った所は草があまり生えていないようだ。地面にスカートでじかに座るのなんて、小学校の体育の見学以来だ。お気に入りのスカートが汚れてしまう事が気がかりだが、お尻の部分の冷たさが私の体を徐々に冷やしていった。スカートが徐々に湿って行くのと比例して、私は先ほど感じた尿意がほんの少し大きくなっているのに気が付いた。そんな時、最初の花火が上がった
18 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2011/01/08(土) 13:22:59 ID:8VK00crF0
しばらくすると、花火の爆音の中、彼は、その場所から離れて、ビールと焼き鳥を買って来た。私の分のビールも買って来てある。私は、彼からビールのはいった透明なプラスチックのコップをもらい、口を付けた。冷たいビールが私の体をますます冷やしていった。彼が人ごみの中買ってきてもらったビールを要らないと言うわけにもいかず飲み進めていったが、一口一口飲むに従い、私の下腹部が圧迫されていくのを感じた。花火の爆音がするたびに、私の膀胱が揺れるような感じを受けた。私は意識せずに、体育座りした足を小刻みに震わせていた。私は、後ろを振り向いた。人で混雑しているが、歩いて行けないほどではなかった。
「私、お手洗いに行ってくるね。」
「あぁ。土手を上がって右の方だからな。それと、後二十分くらいでクライマックスだぜ。それまでには戻って来てくれよ。」
「わかっているわ。」
私は土手の上にあるトイレへ向かった。土手の方からは屋台の光が射し込んでいる。私は、スカートお尻の部分を見たが、チェックの模様が隠れてしまうほど茶色い土がこびり付いていた。私は汚れの部分をはたいたが、水分を含んだ泥汚れにはたいして効果がなかった。だが、そんな事を気にしている余裕もなくなる。土手に近づくにつれてどんどん混雑の度合いが増してくる。土手に近づくにつれて尿意も高まって行くような気がした。思わず、スカートの上から股間のあたりを押さえていた。だが、人の目を気にし、その手を時折外す。こんなにお手洗いに行きたいのは、今までの人生ではなかったくらいだった……。
19 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2011/01/08(土) 13:28:01 ID:8VK00crF0
トイレには長蛇の列ができていた。浴衣姿の女性、小さな子供とその親、女性だけでなく、男子中学生くらいの子まで、色々な人が並んでいた。とても二十分くらいでお手洗いを済ませられそうにない。確かに強い尿意ではあるが、私は物心ついたときからおもらしをした事はなく、今回も大丈夫だろうと高をくくり、彼の元へと戻った。彼の元に戻ると、ちょうどクライマックスのシーンが始まるところだった。私はまた地べたに座り、花火を見つめた。ナイアガラの滝と言われる花火だが、彼は私にそれを良く見せたかったようだ。確かに一番近くから見える。私はあひる座りをしながらも、股間をギュッと押さえてそれを見つめ、彼に寄り添った。もしも尿意がなければどんなにロマンティックなのだろうか……。
「きれいだろ?」
「うん。ありがとう。凄いよく見えるわね。」
そんな事を言いながらも、尿道の先がプルプル震えているのがよくわかった。股間を抑えている左手とは逆の右手で太ももをつねった。クライマックスの花火が終わると、私たちの周りにいる人々は次々と立って駅の方へ向かい始めた。彼も私も地面から立ちあがったが、私は立ちあがる際に、力んだせいか座った時よりも一段と強い尿意が現れ始めていた。彼の前でもお構いなしに、スカートの上から抑えていないと漏らしてしまいそうだった。
「大丈夫か?」
彼もそんな私の切迫した状況に気が付いた様だ。
「ごめん、我慢できなそうなの……。」
私はその場にただ立っている事が出来ない。その場で小刻みに足踏みをして彼の瞳を見た。
「そうか……ここってトイレが駅かその手前のコンビニしかない……。いや、ここから歩いて五分くらいの所にコンビニがあるから、そこまでは大丈夫か?」
「うん。」
彼は、私の手をぎゅっと握った。
「あんまり力強く握らないで……。」
「ごめんな……。」
20 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2011/01/08(土) 13:31:53 ID:8VK00crF0
彼は人ごみの中、私を的確にコンビニの方へ導いていった。彼は人ごみから離れるルートに向かい、人ごみから離れた。私は手で押さえたスカートの部分がじめじめしているのを感じた。手に握った汗なのか、もう少し出てしまっているのかわからないが、まるで体の中を幽霊が通り抜けていくような気味の悪さを感じた。
土手を登る階段一つ一つが私にとって鬼門だった。一歩一歩階段を上るために、尿意の巨大な塊があの孔から吹きだそうとばかりに暴れていた。私は彼に手を引かれながら、ずっと足元を見ていた。前を見るのがなぜだかとても怖かった。彼に手を引かれるがままに、先ほどのメインストリートに出た。すると、彼の歩みが止まった。彼は周りを見回しているようだ。
「ねぇ……。どうしたの?」
「このあたりにコンビニ……があったはずなんだが……。おかしいな……。酒屋の向かいにコンビニがあったはずだったんだが……。」
「えっ……。」
私は言葉を放つのも苦しいくらい息が乱れていた。
「あ……。移転したのかな……。ちょっと歩いたところにガソリンスタンドがあるから、そこでトイレを借りようか?」
21 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2011/01/08(土) 13:36:32 ID:8VK00crF0
彼は、私の右手を引いたが、その引く力がとてつもなく強く感じた。彼はやさしく手を引いたつもりなのかもしれないが……。それは私の尿道を広げるには十分な強さだった。股間に夏の暖かさよりを忘れてしまうほどの、暖かさが広がった。間もなく、スカートを抑えている手を濡らし、スカートを湿らせていった。そして、尿は足を伝い、アスファルトに浸み込んで行く。私は体の震えが止まらなかった。私の左手は、そんな中でも尿を止めようと、股間を押さえ続けていたが、尿は決して止まることはなかった。街灯のうす明りでも、スカートの前の部分がびしょびしょに濡れているのがわかった。私は濡れたスカートを見て、自分が彼氏の前で漏らしたと言う現実に直面した。
私は、立っていられずにその場にへたり込んで泣いた。彼氏はそんな私の背中をさすった。
「ごめんな。気が付いてあげられなくて……。」
「……。」
私はしばらくその場で泣き続け、彼氏に抱きかかえられ、駅の方へと向かった。駅の近くのホテルで仕方なく一泊する事にした。お尻の部分は土で汚れ、前の部分は尿で湿ったスカートを仕方なく洗面台で洗った。泥汚れがなかなか取れない事にさえも涙がこぼれた。幸い、根気よく歯ブラシを使ったりするなどして取ったが、それにすら疲れ切って、私はベッドに入るとすぐに眠りに落ちた。
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1293418050/
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