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【拘束フェチ小説】家具屋

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887 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/17(火) 00:39:00 ID:aRQQbKpT0

 家具屋

 

海沿いの温暖な観光地、そこから背後に伸びる広大な山並みに、昔ながらの別荘地があった。こじんまりと区切られた区画の間を縫うように走る敷地内の道路の端に、チェーンで閉ざされた脇道がある。

 きちんと舗装されてはいるが、地元の住人はおろか、この別荘地の区画所有者ですら通ることの無い道。チェーンには黒く変色した南京錠が掛けられ、掃除されることのない道には木の葉が積もって、車の轍の跡すら見られない。

 しかし通る者が吹く風に舞う木の葉を見れば、仮に木の葉を踏んだ轍が付いたとしても、すぐに消えてしまうであろうことは容易に想像がついた。

 上水設備、変電設備、無線中継所、携帯基地局、別にその道の先にあるものが何であれ、住民、区画所有者、ましてやこの付近に用の無い者にとっては何の関わりもないことであった。

888 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/17(火) 00:40:50 ID:aRQQbKpT0

 ある夜、一台のセダンがそのチェーンの前で停まった。

 運転席の男が携帯電話を掛け、2、3言会話をすると、突然鉄の軋む音が暗闇に響いて、そのチェーンを渡した高さ1メートルほどの支柱が地面に沈み始めた。

 全部沈むとまた辺りは静寂に包まれ、そのセダンは鎖を踏んで脇道へと入った。セダンの背後では再び支柱がせり上がり、踏まれた木の葉の轍以外、何も変わらぬ様子へと戻った。

 セダンは道に沿って2、3分も走ったであろうか、林が開けると、それまでの分譲区画など比較にならない広大な敷地が現れた。

 夜なので、ヘッドライトと星明かりにうっすら向こうの境界が見てとれるだけで、正確にはわからなかった。

 その敷地の隅にある丸太を組んだ荒々しいログハウスのまえにセダンが停まった。

889 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/17(火) 00:41:55 ID:aRQQbKpT0

 運転席の男はエンジンを切ると、助手席のドアに回り、助手席に座っていたコートを着た女のシートベルトを外して、手に持っていたリードを首輪に繋いだ。

 コートを着た女は首輪の他にボール状の口枷も嵌められ、不安と恐怖に顔を歪め、呼吸を荒くし、鼻の穴を脹らませていた。

 その時ログハウスの玄関のドアが開いて、中から屈強な男が出てきた。作務衣のようなざっくりとした和装ではあるが、そこから覗く首筋の太さや手足の筋肉の様子から、重いものを取り回す男の日常が伺えた。

「どうぞ」

 低くぶっきらぼうな男の声。

 口枷を噛みしめながら引きずられるように従う女を引っ張って、運転していた男もログハウスへと入った。女のコートの袖には腕が通っていなかった。

893 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/17(火) 21:26:34 ID:aRQQbKpT0

 ログハウスはだだっ広い1間のような構造で、玄関を入ると隅のキッチンから応接セット、ベッド、工房までが見渡せた。板材の屋根を支える太い丸太の梁から直接ぶら下がった裸電球の明るさが目に痛い。

「テーブルをご所望ですね」

「そうです」

「どうぞ掛けてお話しください」

 運転してきた男がログハウスの主に椅子を勧められると、女はその側の床に正座した。

「はじめまして。早田です」

 ログハウスの主は運転してきた男に名刺を渡した。

「そうだらいぶんさん?」

「雷文と書いてらいむと読みます。テーブルは革ケースタイプですね。フレーム補強は?」

「いりません。本人に支えさせたいので」

「では素体を置いてお引き取り下さい。出来たらご連絡致しますので、ワゴン車のような車でとりに来て下さい」

「わかりました」

 セダンはログハウスを離れ、闇に包まれた道をまた分譲区画へと戻っていった。帰りにはあの鎖の支柱は自動で下がり、セダンが行ってしまうと、怪しげな取引など何もなかったように、いつもの景色へと戻った。

894 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/17(火) 21:27:27 ID:aRQQbKpT0

 女は怯えていた。早田はいつものように事務的に女をアトリエへと案内した。女は口枷の奥から一言二言、声にならない質問のようなものを発したが、それは結局潰れた呻き声にしかならなかった。

 アトリエはログハウスの奥に続く10畳ほどの四角いスペースで、壁際には沢山の革の生地やら金具やらが置かれていた。また金属を溶接する機械や、裁断、研磨に使う器具類もあった。

 

 アトリエの中央から少し外れた所には木の柱があり、早田はその柱の金具に女のリードを繋げると、コートを脱がせ始めた。

「いやっ」

 ハーネスタイプの顔枷でないかぎり、口枷をされていてもある程度の言葉は出せてしまう。質問などの長い言葉は発音できないが。

 早田は構わずボタンを外すと、肩に羽織らされただけのコートを脇へ落とした。コートの下からは赤いロープに戒められた女の体が現れた。

 女の両手は後ろで高小手に縛られ、白い肌に菱形に食い込んだロープは下端で股の割れ目へと吸い込まれていた。

 女は主ではない男に裸身を見られ、口枷を噛み直して真っ赤になってうつむいた。

「ふむ。お前のご主人様はなかなかの腕だ」

 そう言うと口枷を外し、ロープを解きにかかった。

「いやっ、、、あたし、テーブルになるのなんて嫌です」

「それはお前とご主人様の問題だ。俺はただ、依頼された仕事をこなすだけだ」

895 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/18(水) 11:17:23 ID:Hzm01tUo0

「どうしてご主人様はあたしをモノになんてしたいんでしょう。うぐっ、うぐっ、くすんくすん。楽しいことなんて何もできなくなるのに」

「・・・」

 早田は答えず、メジャーを取り出して黙々と女の身体のサイズを測り始めた。

 一通り測り終えると、包帯を持ってきて、女の手を取り巻きつけはじめた。親指に掛けて巻き始め、手を包むように巻いてしまうと、手首から肘、上腕へと巻き、肩の手前まで巻いたところで、手のひらを肩に付けさせた。そして手を折り曲げたまま肩と手首の間に包帯を渡すようにして腕を曲げたまま肘まで包帯で包んでしまった。

 右手が終わると今度は左手も同じように肩まで包帯で包み、肘を曲げたまま包帯で固定してしまった。

 

 早田は女のリードを一旦柱から外し、アトリエの木の床に仰向けに寝かせた。そして女の履いていたパンプスを放り投げると、左右の手と同じように、足もまた包帯で包み始めた。

 つま先からすべて包帯で覆い、太腿まで包帯を継ぎ足しながら巻いて、手と同様に曲げさせ、足首をふとももまで引きよせて膝まで包帯で巻いて行った。最後に残った左足も同じように包帯で拘束すると、早田は女の体を抱えて起こし、四つん這いにさせた。

「いやっ」

 早田は女の言葉には耳を貸さず、再びメジャーを持ち出して各所の長さや高さを測った。

「あの、、、いつまでこうしてればいいんですか?」

 早田は黙々と測り終わると、アトリエの壁にある棚にずらりと並んだ器具の中から円柱形の部品を4つ選び出した。ちらっと女の方を見、2つを棚へ戻して、新たに大きさの違う2つを取った。

 円柱の部品を四つん這いになった女の脇へ置くと、高さの低い部品を膝の下に敷いた。そして今度は膝を持ち上げ、高さの高い円柱を肘の下に敷いた。女の体は前傾の状態から、背中がほぼ水平になるようになった。

896 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/18(水) 11:19:05 ID:Hzm01tUo0

 そこまですると、早田は測定したメモを持ち、アトリエの隅にあるパソコンの前に座った。何点かの扇状の図形が描かれた画面の、数値を記入する位置に計測値を書き込む。全部入力が終わるとデーターをセーブし、アプリケーションを閉じた。

 早田は古びたコーヒーサイフォンにお気に入りのブレンドを入れると、ペットボトルからミネラルウオーターを注ぎ、アトリエ脇のテーブルに持ってきた。アルコールランプに点火すると、早田はアトリエで他のやりかけの作業を始めた。革を切る音、ポンチを叩く音、ハトメをかしめる音がリズミカルに響く。

 しばらくすると部屋中に香ばしいコーヒーの香りが充満した。早田は手を止め、アルコールランプの火を消し、ポットに落ちたコーヒーをカップに移した。

 アトリエの椅子に腰かけでコーヒーを飲む。

 作業中も、コーヒーを飲む時も、早田の目は女の様子から離れない。

 

 諦めたようにうなだれた女は、時折もぞもぞと体位を変えようとしている。早田の頭には次に起こることがすでに想像ついている。多分、肘か膝を円柱から踏み外す。

 コーヒーを堪能し終わると、作業に戻る早田。時間はすでに深夜0時を回っていた。

898 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/19(木) 01:08:42 ID:UQ4kNev70

「きゃっ」

 ガタンと音がして、女の体が傾いた。

 体位を変えようとして肘の円柱を倒したのだ。

 早田は無言で円柱を戻す。

「あの、、、おトイレにいきたいです」

 早田は女を見下ろすと、台所で使う砂糖入れや小麦粉入れに似た、取っ手のついた細長い器を持ってきて、女の股の下に置いた。

 女は少し恥ずかしがったが、行為そのものには慣れているのか、あまりためらわずにじょろじょろと小水を出した。

「あの、、いつまでこうしてるんですか?」

「もう少しだ」

 早田はぶっきらぼうに返事をすると、女の股をティッシュで拭い、容器の小水を始末しに行った。

 

 早田は再び作業に戻り、女は手足のきつさに体をもぞつかせながらも四つん這いで立っていた。

 

 時計が午前2時をさしたころ、早田は四つん這いの女の脇に毛布を敷き、そこへ女を転がすと、アトリエの明かりを消して、自分もログハウスのベッドに入った。

899 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/20(金) 10:04:36 ID:KjueSu+Q0

 女が寒さに眼を覚ますと、明け方の6時だった。

 陽こそまだ昇っていなかったが、雨戸もブラインドも閉めないアトリエには朝の光が溢れ、昨夜は暗闇でわからなかったログハウス周りの景色が目に飛び込んで来た。

 アトリエに面した窓から見えるのは、広大な芝地。山の別荘地の宿命か、ある広さより向こうは起伏や傾斜が多いのは仕方ないようだ。その果ては密生した林となっており、このログハウスのある空間を完全に世間から隔絶していた。

 女は毛布を掛け直そうとしたが、犬のように折り畳まれた手足ではどうにもならなかった。ゴソゴソと動いていると早田がやってきた。

「眠れたか?」

「ええ、、まあ、」

「素材としてはなかなかいい資質だな。肘や膝の痛みは?」

「大丈夫です、、たぶん」

「よし、今日もこれだ」

 早田は女を寝かせた時に脇に転がった、ハードウレタンの円柱を4つ立て、女を起こしてそこに四つん這いに乗せ、昨晩の続きを始めた。

900 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/20(金) 10:07:11 ID:KjueSu+Q0

「いつもは何を食べさせられている?」

「いろいろ、、です。普通のごはん、残飯、ドッグフード、うんちもたべました」

「俺は調教の依頼を受けているわけではないので、ここではそれはない。ゼリーでいいか」

「はい」

 早田はビジネスマンが朝食がわりに食べるような吸い口のついたゼリーを持ってきて女に飲ませた。

「トイレは?」

「お願いします。、、あの、おおきいほうも」

「わかった」

 昨晩と同じ容器が女の股の下に置かれたが、中には犬のトイレに使うゼリーシーツが敷いてあった。女は溜まっていたのか、今回もあまりためらわずに排泄をはじめた。白い臀部の谷間に厳かに備えられたピンクの器官は、慣れている割りに色素がほとんど無く、鮮やかなピンク色だった。それが軽い呻き声に合わせてひくつき、みるみる大きく開き、僅かの間最大に拡がったかと思うと、褐色の塊を速やかに排出し、すぐにまた閉じた。

 早田は女の尻を拭うと、容器を始末し、窓を開けて簡単に換気した。

902 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/21(土) 09:40:05 ID:qMD/TIf+0

 何事も無かったようにアトリエ脇のテーブルに着くと、早田はパンをかじり、コーヒーで流し込んだ。

 席を立ち、一通りアトリエの中心を片付けると、作業台に常温重合プラスチックの粉と液を置いた。

 

「さて、これからお前の性器を測らせてもらう。質問には正しく答えるのが自分のためだぞ。意味がわからないことがあったら遠慮無くきけ」

「はい、、、」

 早田は右手に手術用の手袋をはめると、女の性器をまさぐった。排泄をしたために尿の残りで湿っていたが、あきらかにそれと違う滑りも感じられた。

 ローションを指に取り、無造作に女の膣に指先を差し入れた。

「あ」

 女の口から軽い驚きの声が出た。早田はもっぱら中指を使い、女の性器の奥から手前に向かってなぞってゆく。

「ああっ」

 女の反応を確かめつつその位置を記憶してゆく。内筒のを内面から全面スキャンするように、少しずつ位置を変え、奥から手前へなぞってゆく。

「ここと、ここでは、どっちが感じる?」

「あとの方です」

「よし」

 早田は再度確認するように、後者のポイントを指で圧迫した。

「あああああっ」

 女は頤をのけぞらせ、危うく肘を円柱から踏み外すところであった。

903 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/21(土) 09:41:23 ID:qMD/TIf+0

 早田は女の性器の内面を探り終えると、一度指を抜き、手袋を外してアトリエの壁から一本のディルドゥを持ってきた。それは乳白色のプラスチックで出来てていた。

 早田はゴム製のカップにプラスチック液を注ぎ、そこに粉を混ぜ、ゆっくりと攪拌した。アトリエにボンドの有機溶剤のような鼻をつく刺激臭が広がった。早田は攪拌棒で練ったプラスチックをひとすくい取ると、ディルドーの側面に盛り付け、液を付けて均し、緩やかなコブを作った。先ほどの記憶を頼りに、数か所コブを盛り付けると、広い容器に湯を汲み、そこにディルドゥを沈めた。

 再び手袋をはめ、沈んだディルドゥを掴み出し、コブをペロリと舐めて刺激が無いことを確認すると、早田は女の処へ行き、ディルドゥにローションを垂らして女の膣に埋めた。

「ああっ」

 女は少し艶の混じった声を上げた。

 早田はディルドゥを決めた位置まで押し込むと、少し待った。

 女はもぞもぞと体を動かす。

「やっ、なにこれ、、やっ、やああ」

 女の膣が収縮し、ディルドゥを押し返す。

 反応を確認したところで早田はディルドゥを抜き、流しで洗い、再びコブ盛りの作業に入った。

「あ、あの、、、 ああん」

 女はおあずけにも慣らされているのか、少しねだるそぶりを見せただけで押し黙った。

905 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/22(日) 18:49:11 ID:I9mCkIPz0

 早田がコブ盛りをしながら女を見ると、女は物欲しそうに四つん這いのまま腰をゆるやかにグラインドさせていた。コブ盛りの終わったディルドゥをを光にかざして眺め、回転させながらコブの配置を確認する。ふと思いついては、小さなスパイク状の突起を盛り付け、思い直しては少し先端を均し、最後に子宮口に当たる付近すなわち先端の側面に不規則な浅い凹凸を形作ってドボンと湯に沈めた。

 

「ふふ、待たせたな」

 女は自分が腰を動かしていたことに今気づき、顔をあからめた。そんな女の表情を無視して、早田は先程と同じようにローションを塗り、女の膣に沈めた。

「あっ、あっ、あっ、あ」

 内面を擦るコブの刺激に挿入時に声を上げたが、決まった位置に収まると、女の反応は少し戻った。しかし、ものの一分もしないうちに女の腰は痙攣をはじめた。

「なにこれ、なんで? なんで? ああ、、」

 体をどう制御していいかわらかない様子で勝手に腰を振る。

「あっ、あっ、あああっ」

 暴れたい様子がわかるが、折りたたまれた四肢と円柱に乗せられているという状況が邪魔をする。

「ああっ、ああっ、ああっ」

 しばらく繰り返し同じ言葉を発したところで、無念そうな叫びを上げたかと思うと、ディルドゥが飛び出してきて、ゴトリと床に落ちた。

「ああん、、、きゃっ」

 女は肘を円柱から踏み外し、バランスを崩して肘を床にしたたか打ちつけた。

 早田はディルドゥを拾って洗い、作業台の上で型取り剤を攪拌すると、大きな筒に流し込み、そこにディルドゥを差し込んだ。

906 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/22(日) 18:49:54 ID:I9mCkIPz0

 早田は女を起こし、手足の包帯を外していった。首輪とリード以外完全な自由となった女は、荒い息をしていた。早田は女を休ませず、浣腸を用意し、女の尻に突き立てた。

「あーーっ」

 全部注入し終わると、作業台のディルドゥの固まり具合を見に行った。

 女は耐えきれなくなるまで頑張る覚悟で体位を変えて身構えた。早田はそこへ毎度の排泄容器を持って行った。

「もう出していいぞ」

「え、、」

「洗浄が目的だらかな」

「はい」

 朝に出しているので、あまり塊の混じっていない濁った液を排泄した。

 そして再び浣腸

 そして排泄。

 最後に温湯で洗浄され、ローションを塗り込まれた。

 

「さあ、前の方と同じだ。感じた通り言うんだ」

「はい」

 早田は手袋をしてローションをつけ、女の尻の穴に埋めた。奥は知れてるので、手前の括約筋の位置と、排泄の快感神経がある位置を確認する。

「ああーーーーっ」

 排泄のきもちよさが女を襲う。

「もれちゃうもれちゃう」

「締めてみろ」

「え」

「漏れるなら締めてみろ」

 言われて女が肛門を窄めると、早田の節くれだったごつい指の一部を握る結果となった。その瞬間に早田が指の関節を突っ張らせた。

「きいいいっ」

 絞めるほどに快感が走る。落ち着く事のない快感の波を浴びて、女の神経が焼ける。

907 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/22(日) 18:50:53 ID:I9mCkIPz0

「かはあああ」

 自由な手足をばたつかせ、早田の指から逃れようと前に這う。その過程で何度も何度も早田の指を締め直す。早田はその締め込みの段差と指の移動距離を測っていた。

 

 指を抜く。

「ああ」

 早田はぐったり倒れ込む女をよそに、今度はプラスチックの砲弾型のアナルプラグを準備して、それにコブを盛りはじめた。アナルも慣れているらしいので長めで太めの素材を選び、先ほど確認した括約筋の位置に、締め込むと突き上げる浅いスパイクを盛ったり、快感神経の集まるところを常に刺激するようなヒダを盛ったりした。最後にまたお湯に沈めて硬化を促進させ、固まったところで女の処へ行った。

「要領は知っているな」

「はい」

 ローションを女の尻にもプラグにもたっぷり塗りつけ、先端をあてる。

「力をぬけ」

 先端はよかったが、コブを飲み込むところでピクリと締まって固くなった。

「ああっ」

「力を抜くんだ」

 急に抵抗が無くなり、ヌルリと全部呑み込んだ。

 とたんに仕掛けたコブやヒダが発動する。

「あーーーっ、なに、なに、なに、あーーー」

 ピクリピクリとプラグを引きこんだかと思うと、ものすごい勢いでプラグをボフッと反射的に排泄した。

「あーーーー」

 プラグを出す瞬間が相当気持ちよかったのか、女はぐったりと倒れ込んだ。

909 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/23(月) 13:52:22 ID:ouqop4mz0

 早田は女を放置し、プラグの方の型採り作業に入った。透明な円筒に型採り剤を流し込み、プラグを沈め、過剰に潜らないか確認して手を離した。

「立てるか」

 女の所に戻り、首輪のリードを外して女を立たせた。

「次の準備が出来るまで、好きなように寛ぐといい。寒ければバスローブもあるぞ」

「ありがとうございます、、、」

 女はバスローブを羽織るとアトリエの椅子に腰掛けた。

「コーヒーでいいか」

「はい」

 早田はサイフォンに2人分の粉を入れると、アルコールランプに火を着けた。コーヒーを淹れる間、早田は革の部品を準備する。コーヒーの香りに新品の革の香りが混じり、アトリエは一種異様な空間となった。かまわず早田は2つのマグカップにコーヒーを注ぎ、1つを女に渡した。

「いい香り、、、」

 女はバスローブの袖からちょこんと出た両手の細い指先で左右からマグカップを包むと、鼻を湯気に曝して鼻腔いっぱい香りを吸い込んだ。

 早田は女の顔立ちをじっと睨みながら、手にした革を裁断し、金とこに載せて叩き、微妙なカーブをつけ、接着した。

「ちょっといいか。顔を上げるんだ」

 マグカップから顔を離し、頤を上げる女。

 早田はその顔に、まだ接着剤も乾かないマスクを載せた。

910 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/23(月) 13:54:39 ID:ouqop4mz0

 マスクの目の穴、鼻の穴はぴったりだったが、口の穴が合わない。

「口を開けるんだ」

 言われて女がぽっかり口を開くと、頤がマスクにぴったり収まり、口の穴が唇に沿った。

「ちょっと足りないな」

 一度マスクを外すと、まだ乾ききっていない接着剤をバリッと剥がし、顎を包む部分を少し余裕を持たせて貼り直し、再び女に被せた。

「あーん」

 女自ら口を開いたが、顎が弛いようだった。

「少し緩い気がします」

「もっと大きく開くんだ」

「ええっ、そんなに大きく開けっ放しになるんですか」

「そうだ」

「ああ、、、」

 女はきつい姿勢のまま顔を固められてしまいそうだとわかって絶望したように見えた。女がおずおずと顎の限界まで口を開くと、やんわりとしかしみっちりと顔が包まれる感じがした。早田は一度確認が取れたらあとは手際よく作業し、あっという間に口枷部のゴム栓付き金具や補強のリベットを取り付けた。

 マスクの前面を作り終えると、今度は後ろのパーツを作り始めた。これはある形がきまっているようで、女の髪の量、後頭部の様子を見ながら測りもせずに革を加工してゆく。出来上がったらまだコーヒーを楽しんでいる女の後頭部に被せ、問題無いのを確認して、革用のミシンで厳ついジッパーを縫い付け、前後のパーツを一体化した。

911 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/23(月) 13:55:45 ID:ouqop4mz0

「被ってみるか」

「はい」

 女は不安そうな顔をしたが、顔面拘束の恐ろしさよりも、試着して確認することの方を辛うじて優先したようだった。

 ジジジとジッパーが開けられ、女の顔にマスクが近付く。泣きそうな顔をして、目を閉じ、口を開いて待つ女。口枷をガッキと噛まされ、顔に革が密着してゆく。女は全頭マスクは何度も経験していたが、これほど厚手の革で、これほど密に顔に密着するものなど嵌めたことはなかった。女は計算された緊密な圧力の底知れぬ快感を垣間見、ゾクゾクとした。ジッパーが完全に閉じられると、口を大きく開いたまま顔全体が固定されて、先程感じた密着拘束の快感が現実のものとなったことを実感した。目の穴から覗く女の瞳に、恍惚の灯りが点ったのを見て早田はほくそえんだ。

 

 バスローブを着て、まだ手にマグカップを持ったまま、顔だけ分厚い革に包まれた女。口のゴム栓を抜いたり、後頭部を押したりして仕上がりを確認すると、早田はそのマスクを外した。まだボーッとしている女を放置し、フックやベルト穴、アイマスクのための金具などを取り付ける。アイマスクは裏に漆黒のスポンジパッドを持つ既製品を切り詰めて専用の金具を取り付け、装着できるようにした。

914 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/24(火) 08:39:38 ID:QS23uAaM0

 作業しているうちに昼をとうに過ぎ、夕方になっていた。

 女の腹がグーと鳴った。

 早田は作業に区切りをつけ、残り飯を冷蔵庫から引っ張り出して、肉と野菜を炒め、ピラフを作った。皿に盛って女に出し、自分も適当な椅子に座って食べ始めた。

「普通に食べていいんですか」

「調教ではないと言ったろう。あのゼリーは包帯が外せない状態だったので、たまたまだ」

「、、いただきます」

 女はスプーンで一口食べ、ニッコリ笑った。

「おいし。なんでもやっちゃうんですね」

「一人暮らしだからな」

「あたしも一人暮らし長かったんで、手際見てると懐かしくて。もともと親戚少なかった上に両親病気で次々亡くなって、早いうちに天涯孤独になったんです。美大に入って伝統工芸やクラフトの勉強してたんですけど、色々見て回るうちに今のご主人様に出会って、ずっと飼ってもらってきました。卒業したら一緒になろうって言われて入籍したんですけど、ご主人様もあの年までずっと一人暮らししてた人なんで何でも一人で出来ちゃって。そのうちあなたの存在を知って、あたしをテーブルにしたいって言い出したんです。もちろん、社会的な生活を捨てるのはあたしにとっては問題無いんです。でも一つの形に固定されちゃうと、ご主人様と色々出来なくなるのが寂しいんです。ご主人様はあたしをモノにして、別な子と遊ぶつもりなんでしょうか」

「俺に依頼してきた以上、それはないだろう。俺は法外な金を取る。余程お前さんに入れ込んでないと支払えない金額だ。捨てる気ならその金をお前さんにやってでも別れた方がよっぽど後腐れ無いはずだ。なんせお前のご主人様は、これから毎日お前の世話をしなければならないのだからな」

915 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/24(火) 08:41:31 ID:QS23uAaM0

「ああ、、その話をきいて少し楽になりました」

「心はな。だが肉体的にはつらい毎日だぞ。いろいろとな」

「ああ、、」

 女は自分の身に起こることを改めて知り青くなっていた。

 

 食事が終わると早田は型採りしたディルドゥとプラグの仕上げにかかった。まず硬化した型採り剤から白いプラスチックのディルドゥとプラグを抜き、型の中に分離剤を流し込み、馴染ませてから捨てた。次に中へ透明アクリルの液を流し込み、そこへ筒と芯との二重構造になった既製の透明アクリルのディルドゥとプラグを押し込んだ。

「あとは明日だな。昨日眠れていないだろう、適当に寝ていいぞ」

「はい。あの、、アトリエを見てもいいですか」

「かまわんが、その硬化中のアクリルはいじるなよ」

「はい」

 女は嬉しそうに返事すると、目を輝かせながら工房を見てまわった。

「これはなんですか、医療器具みたいですけど」

「カテーテルだ。お前さん用だぞ。されたことないのか」

「いえ、あります。入れられてる時は見られないので。こんな形してるんですね」

 早田はなぜか女の答えがおかしくて笑った。パソコンで注文品の配送状況を確認すると、再びアクリルの様子をチェックした。

「パーツが届くまでは何も出来んな。適当なところで寝るんだぞ」

「はーい」

 アトリエ以外の明かりを落とし、早田はベッドに潜り込んだ。

917 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/25(水) 01:04:31 ID:rJeu52r60

 翌日、早田は女の手足に手錠を掛けると、「少し出かけてくる」と言い残して車で出て行った。早田は別荘地から街へ車で下り、宅配便のサテライトに到着した。そこで大きな包みを受け取り、他に店を何軒か回って食料や雑貨を買い込むと、ログハウスへ戻った。

 女の手錠を外すと早速荷物を解いた。中から出てきたのは厚手の革をレーザー裁断した部品が多数だった。朝食もそっちのけで早田は作業に入った。縫い穴までは加工先で明けてあるので、靴職人のような作業で、革を接着し、縫い合わせてゆく。

 午前中いっぱいかかって、まずはボディーケース部分が出来上がった。

 

「脱げ。首輪もな」

 女を全裸にすると手足以外を首まで覆うボディーケースを着せる。テーブルになると背中側が客の目に触れるので、ジッパーは前面に付いていた。革は厚く、ジッパーは一コマ一コマがカーテンレールの金具ほどもありそうなほど大粒だ。暴力的な嵌哈に肉を挟まれないよう注意しながら女はジッパーを上げて行く。自分の身が固体と化してゆくのを感じながら。

「ふうっ、ふうっ、息が苦しいです」

「その呼吸がこの先お前の一生続くのだから、早く慣れることだ」

「ああ、、」

「手のパーツが出来るまでそうしていろ」

「ふう、ふう、はい、、」

918 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/25(水) 08:40:00 ID:rJeu52r60

 早田は次の作業にかかる。テーブルの天板を、上向きにした手のひらで支えるイメージにするため、指を開いたままの状態のグローブを硬い革で作る。手の甲にジッパーを装備し、硬いままでも指を入れることができるようにした。続いて出来上がった腕のパーツは、肘の内側がぱっくり明いていた。

「ここは」

「革が厚いし、テーブルの姿勢専用だからな、そこにも革があるとうっ血するぞ。折り曲げてジッパーで閉じる構造だ」

 手袋、腕、ボディーはそれぞれジッパーで密に接続され、目立つ所を通るジッパーは薄い革のひだで覆われる構造になっていた。

 

 早田はここで一休みすると、買ってきた食材でホットドッグを作り、女にも食べさせた。食べ終わると早速脚のパーツの作業に入った。

 女はまだ食べていた。早田は黙々と作業を続ける。

 

 早田の作業は延々と続き、もう夕方になった。女は気疲れの反動が出たのか、硬いボディーケースを着たままアトリエの床で寝ていた。

「おい、出来たぞ、起きろ」

「あっ、あ、あ、あ、すみません」

 脚のパーツは肘と同じように膝の裏がくり貫かれたサイハイブーツそのものだった。違うところは、サイハイから完全に太ももまでを覆い、ボディーケースに接続するジッパーを持ち、爪先の角度がヒールとともに天板を支える角度に固定されていて、全く歩くことができないことだ。

919 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/25(水) 08:41:02 ID:rJeu52r60

 早田は女の手が自由な状態で、最初に女を繋いだ柱に掴まらせ、ブーツを履かせた。足首付近のジッパーを閉め、ボディーケースとの接続のジッパーも閉じる。

「ゆっくり跪け」

 女が柱にすがりつき、ふうふう言いながら跪くと、早田は手と腕のパーツも着せ、膝裏のジッパーと肘裏のジッパーも閉じてほぼ完成の姿にした。

「うっく」

 つんのめった姿勢で苦しがる女をそのままに、最初に四つん這いにさせたとき使った硬質ウレタンの円柱に革のカバーとストラップをつける作業に入った。この作業は1時間ほどで済み、血が顔に集まって苦しがる女を持ち上げて肘と膝に革でカバーされたスペーサーを敷いてやった。今度はストラップで固定されているので踏み外すことはない。しかし、踏み外すほど体を動かす自由ももう女には無い。

 早田は上向きに開いた手のひらの指先が形成する面と、女の肩、尻、ブーツのかかと、爪先に作られた僅かな平らな部分が全て同一平面になることを確認した。

 

「どうだ、これであとは顔にマスクがついて、下にはディルドゥ、プラグ、カテーテルだ」

「ああ、、、」

920 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/25(水) 08:41:56 ID:rJeu52r60

「お前は縄に酔ったことあるか」

「はい、一度」

「あれの革版だと思えば近い。人間誰しも本能的に身体の自由を奪われるのは恐怖だ。しかしその拘束を、『身を委ねられる安堵』に置き換えることのできる技が存在する。このテーブルはその技を最大限に活かすよう作ったつもりだ。縄は短時間が限度だが、革には長時間の拘束を可能にする技術がある。もちろん、縄なら1日で壊死するものを10日に延ばす程度の技術だが。しかしその緩やかな変化のあいだに、壊死を回避する血流の余裕が出来ればずっと閉じ込められたまま過ごすことが可能なのだ。全身の変化で言えば当然筋肉は弱り次第に体も衰えて行くだろう。そこから先をどうするかは俺の知るところではない。衰弱したら解放か、死か、一度取り出して、また詰め込むのか」

 

 女は説明を聞きながら陶然となっていた。

「ああ、、この感じ、、思っていたものと全然違う。手足でテーブルの天板を支えるためにだけ取らされているこの姿勢、全身の僅かの場所でもその天板を支える仕事から逃れようとすると、やんわりと押し返される、、それでいて過剰に力むことなく、ご主人様のために天板を支えてるって気分になります、、あたし怖い、閉じ込められるのが、じゃなくて、今度はこの革から出たくなくなりそうで、、」

「一言で言ってみろ」

「き、きもちいい、、」

「ありがとう。それがわかる子で嬉しいよ。そんな子には本当の恐怖をあげよう。今、『きもちいい』と言ったことを後悔するほどのね」

 女はまだ先があると知らされて、想像すらできない恐怖に真っ青になった。

924 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/26(木) 00:01:52 ID:G07D9iCO0

 女をそのままにして、早田はディルドゥとプラグの様子を見に行った。アクリルはもう完全に硬化していた。型採り剤から外して洗うと、どちらも透明で美しいものに仕上がっていた。

 外筒と内部の芯の二重構造の先端は、アクリルで固まってしまっていたので、早田は先端を少し磨き、木槌でコンと叩いて内側の芯を抜いた。プラグは芯の取り外しの確認だけをし、ディルドゥの方は芯を抜いた状態の外筒にドリルで小さい穴を沢山明けた。どちらも回転する大型の研磨機で底面の形を整え、ネジ穴を明けて金具を取り付けた。ディルドゥの方は口枷と同じようなゴム栓を用意した。

 早田は首の部分から全頭マスクに続く補強材を加工し、それを仕込んで全頭マスクを完成させた。

 

 真っ青になったまま震える女に、全頭マスクを被せる。

「今晩はこのまま眠るんだ。局部のうっ血など、緊急事態があれば大声を出せ。ちゃんと対応してやる」

 女は返事も出来ぬまま顔を完成した全頭マスクで覆われた。

 今回は目隠しの部品も装着されているので、女は股間の一部と鼻の穴以外全て分厚い革に覆われ、無抵抗な四つん這いの姿勢のまま手を上に向けて10本の指で虚空を支えている。頭が天板より上に出ないよううつむいた姿勢を取らされているので、唾液は口の蓋にたくさん溜まることだろう。

早田はまだ開いたままの女の股間の下に、排泄容器を置くと、アトリエの明かりを消した。

925 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/26(木) 00:05:31 ID:G07D9iCO0

 翌日、早田は起きると、女の様子を見に行った。

「大丈夫か」

「うー」

 マスクを外す前に、一度ガラスの天板を乗せて、力の分散具合を見た。

 過剰に圧迫される部位が無いのを確認すると、早田は女の全頭マスクを外してやった。マスクの下からは、恍惚とした顔が現れた。

「ああ、、」

 肘と膝の固定を外し、女を引き起こし、各部のジッパーを開放してゆく。全部外れ、バラバラの革の部品になったところで、女の手足から抜き取った。

「立てるか」

「あう、もう、からだが、なくなってしまったみたい、、」

 柱につかまらせ、なんとかボディーケースを脱がせた。

「はぁ、はぁ、」

 早田は排泄容器が空なのを確認すると、女に浣腸をした。

「休む暇はないぞ、まずトイレに行け」

 また洗浄が目的なのでここでさせる必要は無い。

 女が排泄を済ませて戻ってくると、また浣腸した。

 女は心得ている様子だった。

 再び排泄して戻ると、お湯を浣腸した。

「それを出したらシャワーを使っていいぞ。今日は少しハードだからな」

 『ハード』の意味を理解しかねる女は怪訝な顔で排泄とシャワーに消えた。

927 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/26(木) 22:23:41 ID:G07D9iCO0

 早田は鍵付きの革パンツを取り出すとその股と尻の設けられた金具に出来上がったデイルドゥとプラグを装着して確認した。

 女がシャワーから戻ると、髪も濡れたまま四つん這いにさせ、一旦パンツからプラグとディルドゥを外すと、まず尻の穴とプラグにワセリンを塗り込んだ。

「ローションじゃないんですね」

「ローションは乾くとはりつくからな。もちろん、ローションも使うぞ」

 ワセリンの上からローションを塗り、プラグを女の尻に押し込んだ。テスト用の時よりもさらに気分がほぐれていたのか、それとも女が何かを期待していたのか、思ったより抵抗なくズルズルと埋まっていった。

「あーーーーっ」

 尻の穴がコブを飲むたびに悲鳴を上げる女。全部飲み込むと、するすると肛門が閉じ、一番心が落ち着くはずの瞬間に、肛門がスパイクで突き上げられた。

「あううっ」

 反射的に肛門を緩める女。またプラグが飛び出そうになる。

「おっと」

 早田はそれを予想して、片手でプラグを押さえ、もう一方の手でディルドウを女の膣に押し込んだ。あふれるほどの粘液にまみれたそこに、ディルドゥはなんなく沈んだ。

「わあああああ」

 また悲鳴を上げる女。

 子宮口を刺激するヒダも装備されているため、ディルドゥには方向性がある。底面につけたマークが身体の正面になるように滑るディルドゥをずるりと回転させる。

「わあ、、」

 片手で2つの器具の底面をおさえ、今度は革パンツを取り、女の腰に巻く。腰を留めるより先に、金具の位置を合わせ、仮留めしてから腰をぐいと絞る。

928 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/26(木) 22:24:27 ID:G07D9iCO0

「ああっ」

 今度は腰を適当に締めておいたまま、底面の金具を完全に固定し、再び腰の留め金をきちんと留めて鍵をかけた。パンツは薄い革だし、鍵もオモチャのような代物だが、今の状態の女に勝手に外せないようにするには十分だった。

 

「今日一日それを着けて過ごすんだ。基本的に自由だが、あまり暴れると拘束する」

「あ、は、はい、、、」

 女は腰をくの字に曲げ、目は潤み、それどころではないといった表情だった。四つん這いがそのままうつ伏せに崩れたような姿のまま動かなくなった。

「はあ、はあ、これ、刺激が、、やすまらない、、」

 

 作る時調整したコブ類はその機能を最大に発揮している。女の尻はすぼまると刺激され、中身であるプラグを排泄しようと反射する。その刺激で括約筋の前後が擦られ、女を狂わせる焦げ付くような鋭い排泄の快感が襲う。その性刺激は膣を収縮させる。収縮した膣は悪魔的に配置されたコブによって内部を刺激され、こまかい収縮をくり返す。全体がぐっと引き込まれると、子宮口向きに設置だれたヒダが子宮口をぞろりとなぞり、身体の奥で味わう気の遠くなるような性快感が女を襲う。

 狂おしく逃げ場のない快感を落ち着かせようと肛門の位置を正常に戻そうとすると、再び快感の連鎖の入口のトゲが肛門に甘く刺さる。

 この、無限の、繰り返し。

929 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/26(木) 22:25:19 ID:G07D9iCO0

「うわーーっ、くるう。くるいます。あっあっあっあっ」

 女の叫びはとまらない。

「やだ、前でくる。なんかくる。あ。や。いく。いくうっ」

 うつ伏せのままぐーんと引きつけて少し弛緩した。

「はぁ、はぁ、外してください、もう無理です」

「今日一日がんばるんだ」

「ゆるしてあーーーーーーっ」

 まったガクンとひきつけた。

「バスローブ着るか」

「そ、は、はい、あ、やああーーーつ」

「フフ、おかまいなしだな」

「いやああ、言っちゃいやああ、ああ、ああ、少し楽だ」

 僅かでも気がそれると、少しだけ快感の連鎖が止まる。

 バスローブを着て、椅子に向かおうとしたとたん、

「あ、いや、またああーーーっ」

 立ったまましばらく動かなくなった。

「だめぇ、もうだめぇ」

 ぐったりとアトリエの中央に倒れ込んだ。

931 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/28(土) 00:06:53 ID:4vzW9WG40

 大きな波が一時的に去ったのか、肩で同じペースの荒い呼吸をする女。

「あ”~~~」

「あ”~~~」

 呼吸音には常に濁音が混じる。

 膣と腸の接近したところで棒がお互いに擦れるのも女に耐え難い快感を与え続けている。

「あ、やっ、また、おしり、あたし、動かしてないのに、勝手に、あっ、あっ、あっ」

 バスローブに包まれた体が跳ね、10分ちかくビクンビクンひきつけていたら、そのうち動かなくなった。

 

「あーーーー」

 諦めたような低い声。

「やっ、やめっ」

 かと思うと、飛び上らんばかりの叫びを上げて、がばっをはねおきた。

「はずして、もうむりです、しんじゃう」

「死なないよ」

「ああっ、ひどい。ご主人さまでもこんなことああああ。えぐっ、ひぐっ、もうううやめたいいいいい」

 横倒しになってなきじゃくった。

 

 早田はこのような事態は何度も経験しているのか、平然として見下ろしている。女の様子よりも、器具が女を傷つけないかが気になる様子だ。

 女が暴れるのを見守っているうちに昼になった。

932 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/28(土) 00:08:12 ID:4vzW9WG40

 早田は女の口を開けさせ、チューブゼリーを流し込んだ。

「もうやああ、おぐ、あぐ、ごく」

 午後もずっと女は悶え続け、顔は涙でぐちゃぐちゃだった。

 女を四つん這いにさせ、バスローブをめくると、早田はまず女の膣に入っているディルドゥの芯を抜いた。ディルドゥは中空になり、その入口にゴムの蓋をする。これで女の粘液は、透明なものも白いものもこの中に溜まるはずだ。月経の処理もこの穴経由でできる。

 そして尻のプラグの芯も抜き、そこに掃除機のようなホースを差し込んだ。ホースはポリ容器2つと掃除機を組み合わせたような機械に繋がっていた。ポリ容器の片方には液体が入っている。

 早田が機械を操作すると、ホースから液体が注ぎ込まれた。

「わーーーっ」

 いきなりの注水に女が叫ぶ。グリセリンが混ぜてあるのか、少ししたら汚水が逆流してきた。それが空いているポリタンクへ流れ込む。

 再び液体が注入され、また汚水が抜き取られる。

 2回ほどで汚水の色はなくなり、完全にホース内の液体が吸われてから、ホースが外された。また芯を戻す。

 早田は排泄器の動作確認に満足した。

933 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/28(土) 00:09:11 ID:4vzW9WG40

 夜になり、早田は女のバスローブを脱がせ、膣のゴム栓を抜いてちゃんと粘液が貯められているのを確かめ、パンツのカギを外した。

 トロトロにとけそうになったディルドゥとプラグを抜き取る。

「ああん」

 ビクビクと小刻みに震えていた女は、一声上げてぐったりと弛緩した。

 女にバスローブを着せ、そのまま寝かせた。

 

 早田はいよいよ明日女をテーブルにするためアトリエを整え始めた。

 天板は単純なガラス板と、チタンのフレームで補強したポリカーボネイトの2つを用意してある。革の接合具合を確認し、ジッパーのほころびがないかも確かめた。補強用のストラップ、排泄のための器具、下向きの口から流動食を入れるための器具、口に繋ぐアダプター、カテーテル、万一、設置場所が傾斜している場合のスペーサー、予備のアイパッドなど。

 

 準備がすべて整うと、早田もベッドに入った。

935 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/29(日) 02:16:35 ID:kWVypGW70

 朝目覚めると、早田はぐっすり寝込んだままの女を起こし、洗腸してシャワーを使わせた。女は片付けられた部屋と、完成したテーブルのための装具を見て、早田から宣言されずともついにその日が来たと知った。

 自分の人生が切り替わる日が。

 

「メシはどうする。この先ご主人様のところでどうなるのか俺は知らん。自分で選んでいいぞ。食えば腹が苦しいかもしれん」

「体力がいるかもしれませんから、いただきます」

 早田はニヤッと笑った。

「賢明だな。座れ」

 バスローブに身を包み、頭にタオルを巻いた女はテーブルに着いた。

「焼き魚は革に匂いがつくので下の総菜屋で出来合いのものを買ってきたが、もともと場所柄、魚と野菜はうまいぞ」

 焼き魚やおひたしや出汁巻き玉子などの総菜を並べ、茶碗にご飯を盛って出した。

「いただきます」

 女は物憂げな表情のまま食べ始めた。

936 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/29(日) 02:17:06 ID:kWVypGW70

「ほんとだ。おいしい」

 早田が心配になるほどしっかりと食べた女は、空の茶碗に箸を置いて手を合わせた。

「ごちそうさまでした。あの、これが、あたしの、最後の、まともな、食事、なん、です、よね」

「そうだ」

「ああ、、でも、いい想い出になりました」

「随分悠長だな」

「うふふ、動けない体になって、ボーッとした時に、色々と思い出せたら楽しいかな、って」

「お前、友達に、賢いわりにおっちょこちょいとか、ドジっ子とか言われてなかったか」

「なんですか突然。あはは、良くわかりますね。早田さんて何でもお見通しですね。」

 早田は思い切り呆れた顔をした。

「まあいい、はじめるぞ。先ずは歯磨きからだ」

「はい」

 女は洗面所に行った。

937 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/29(日) 02:17:56 ID:kWVypGW70

「磨きました」

「よし、ではボディーケースからいくぞ」

「はい」

 女はタオルを髪から外し、バスローブを脱いで床に置いた。早田が革の内面に抗菌パウダーをスプレーする。気休めだろうが無いよりはましだ。

 脚を通し、腰まで引き上げ、左右の乳をカップに収める。カップには乳首を出す小さなジッパーが新たに設けられていて、乳首は永遠に格納されてしまうのかと思った女は少し安心した。

 腹を引っ込め厳ついジッパーを上げて行く。首まで閉じたら早田は金具を金具受けに嵌めて小さな南京錠を掛けた。

「そんな、、」

 女は一瞬狼狽したが、良く考えれば施錠されようとされまいと、もうどうでも良いことだった。

 内面に抗菌スプレーを掛け女にブーツを履かせた。女は柱に掴まりながらみっちりと履き込んだ。革の密着感に、もう女は酔い始めていた。

 足首と太もも付け根のジッパーを閉じ、同様に小さな南京錠を掛けた。

「あ、あ、倒れる」

 早田は女に手を貸し、膝立ちにさせると、腕のパーツを嵌めてから手のパーツを嵌めた。腕のパーツがボディーケースに接続され、手のグローブもジッパーを閉じられ施錠された。

941 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/29(日) 22:23:40 ID:kWVypGW70

「不思議ですね。自分の身体なのに、なんか芸術品みたいに思えてきました。この開いた指で、ずっと天板を支えて、快感の中で生きて行くんですね、、」

「そうだ。それこそがヒトからモノに昇華したものだけが得られる、歓喜の恍惚なのだ」

「ああ、、」

「そして、俺から『ドジっ子』へ、心ばかりのプレゼントだ。『きもちいい』と言ったことを後悔するほどの、な」

 早田はニヤッと笑って準備されたディルドゥとプラグを女の前のテーブルにドンと置いた。

 女の瞳孔がきゅーーっと縮んで点になる。

「あ、あ、あ、あ、あたし、そうだ、全然別の、体力テストだと思ってた。あたし、バカだ。ぜ、全部いっぺんにされるって、思わなかった。こ、これじゃ、テーブルにされてボーッとするヒマなんて無いよぉぅ。い、いやっ、死んじゃう、テーブルされるだけでも死にそうにきもちいいのに、こんなもの、そんな、嘘でしょ、いっ、いやあああああああ」

 突然女はバタバタと暴れだした。

 しかしもうテーブルのための装具を着けられ、施錠までされているので、思うように動けない。

「ドジっ子。俺はちゃんと言ったぞ『下にはディルドゥ、プラグ、カテーテルだ』とな」

「いやああああ」

「こら、暴れるな」

「死んじゃう、死んじゃう、殺される」

「そうだ。お前は死ぬんだ。そして感じ続け、逝き続ける家具に生まれ変わるんだ」

「ゆるして、出して、脱がして」

「この焦燥、この絶望、この狂気、この快感を内包させて、初めて使い飽きない家具になれるのだ。さあ、『テーブル』になるんだ」

 

「ひいいいいっ」

942 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/29(日) 22:24:44 ID:kWVypGW70

 早田は女を押さえると、膝裏のジッパーを閉じて施錠した。

「やああ、ごめんなさい、助けて下さい」

 ボロボロ泣く女を無視して肘裏のジッパーも施錠した。肘と膝のウレタンのスペーサーも嵌め、固定用のベルトを締めた。

「ねえっ、ねえっ、やめてよう」

 早田は黙々と作業を続け、股を閉じるパーツをボディーケースの前面の金具に取り付けた。最初に排尿ジョイント付きのカテーテルを開封し、すでにトロトロに濡れている女の尿道に挿入した。

「いたっ、ひいいいい」

 カテーテルのロックピンを押し込むと中で先端が開いて抜けなくなった。そしてプラグにワセリンを塗り、女の尻にも塗り込む。

「きゃああああーー ほんとに死んじゃうよう」

 ローションを塗り、無慈悲に女の尻に突き立てた。

「ぎゃああ、い、入れないもん。ゆるめないもん」

「ここがお前の壁か。思い出せ。受け入れる恍惚を。それがマゾの原点じゃないのか?」

「あ  あ  あ」

 また女の瞳孔が縮み、肛門がとろりと緩んだ。

 調律され切ったコブを持つプラグが、ズボッと最奥まで一気に入る。

「あーーーーーーーーーーっ」

 粘液が飛び散り、歓喜の叫びがログハウスの空気を震わす。ここを囲む森の木までもが、淫らな空気に触れてぐにゃぐにゃに曲がりそうだ。つづけざまに早田がディルドゥも挿入する。

「かはっ」

 こちらは喉に引っ掛かった微かな声しか出なかった。ディルドゥの向きや金具の位置を合わせ、股間を塞ぐ革のパーツを閉じて施錠した。

「あーーっ、あーーーっ、あーーーっ」

「良く頑張ったな。お前が感じ続ける限り、静物であるはずのテーブルは淫らなオーラを出し続ける。いつまでも見飽きることのない魔力を持ってな」

「は、、ひ、、」

 女はぐちゃぐちゃの顔からかすれた返事を絞り出すだけで精一杯だった。

943 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/29(日) 22:25:49 ID:kWVypGW70

「さあ、口を開けて。仕上げだ」

 瞳孔が縮んだままの瞳で、虚空を見上げる女の口に、常温硬化ゴムを詰めた歯列ギャグを噛ませる。歯が歯茎までゴムに埋まり、女の口は大きく開いたまま完全に固まった。

 早田はその上から全頭マスクを被せ、口の位置を合わせると、前後をジッパーで閉じると施錠した。目の穴にはまだアイパッドを取りつけていないので、涙いっぱいの哀願する瞳が覗く。

 急にクワッと目を剥いた。

「ウオオオーー」

 口枷のゴムも奥で咆哮がこだまする。全身拘束完了の快感が挿入された器具の刺激で頂点に達し、激しく逝っているようだ。涙をティッシュで拭くと、早田はアイパッドを近づけた。

 女は全てを受け入れた目をし、まぶたを閉じた。

 

 目の穴が塞がれ、このテーブルがかつてヒトであったことを示す記号は消えた。すでに給餌と排泄のケアを必要とする特殊なテーブルとして完成したのだ。早田は女をうつむかせ、首の固定金具を締め、そこも小さな南京錠で施錠し、革のカバーを被せた。女は首が楽になったが、もう二度と顔を上げることがないのかと思い、せっかく拭いてもらった目を涙でぐちょぐちょにしてしまった。

 

 早田は磨き剤とクロスを持ってくると、小刻みに震える女の高い体温を感じながら全身を磨き上げた。遠目にもう一度確認する。

 

 手足を畳まれた四つん這いで、つま先とヒールと尻と肩、そして10本の指と後頭部で虚空を支える黒光りした物体。頭を下げ、上向きにした両手を広げて捧げる姿は、ご主人様に貢物をする姿に見もえる。

 貢物は、、、彼女の、人生。

 

 仕上がりに満足した早田は、彼女が最初にしていた赤い革の首輪をそのテーブルの首に巻きつけ、留め金を掛けた。

946 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/31(火) 00:26:10 ID:HF317yCD0

「ムウーーーッ」

 こざっぱりと片付いたアトリエに、くぐもった声がこだまする。ポリカーボネイトの天板が、ピンヒールの位置で軽く跳ね、カタカタと軽い音を立てている。日常にガラス板を使うかポリカーボネイトと板を使うかは、こいつのご主人様が決めることだと早田はドライに考えている。ただ、あまり振動音が出てはテーブルとして不適なので、箱ティッシュを置いてみた。

「ムウッ、ッムウウゥッ」

 完全拘束される直前までのんきにただ包まれるだけと思い込んでいた女のことを思い出し、早田はフッと笑った。

 今、女はこの中で何を考えているのだろう。

 後悔、、

 懺悔、、

 服従、、

 それよりまあ賢い女だったから、今の姿勢の意味を理解し、心の底からご主人様を想い、尻穴を緩めて乱れ打つスパイクの刺激に括約筋を痙攣させていることだろう。 オプションのストラップをX字に張るとちょうど振動が解消する。しかしテーブルへの負担は少し増えるだろう。

 まあ、この程度のカタつきであれば気になることもない、万一の解消策だけ説明できるようにして、ストラップを外した。

947 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/31(火) 00:27:19 ID:HF317yCD0

 早田はソファに腰掛け、ブランデーを舐めながら完成に満足した。

 依頼主に引き取りの連絡を入れると、次の依頼主とのアポイントを確認しながら、こんどはどんな素体なのかと思いを巡らせボトルを傾けた。

 

「フォォォォ」

 テーブルは小刻みに震えながら、不定期に声を上げている。その声はモノにされた者の恍惚を周囲に撒き散らし、いつまで聞いていても飽きることが無い。

「あう、あう、どじゅるるる」

 パカッと口のゴムの蓋が開き、ボチャボチャと唾液が床に落ちた。

「あーあ、ゴム栓を舌で押したらダメだぞ。床を汚すからな」

「ほわい。あん、あん、あん、ひやあーー、ひくーー」

 返事らしき声を出したかと思うと、その直後にいったらしく、ガクガクと小刻みに震えた。

「はーーあ、かはあ、」

 早田は一旦天板を外し、口で大きく呼吸する女を縦に起こし、嘴の長い注水器で女の喉に水を注いだ。女は一瞬むせたが、すぐにゴクゴクと飲み下した。

952 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/31(火) 23:15:12 ID:HF317yCD0

「ついでだ、ちょっと失礼して確認するぞ」

 早田はテーブルの左右の胸の膨らみについているジッパーをそれぞれ開けた。厚手の硬質の革をぐっと掻き分け幅2cmほどの隙間を確保すると、その割れ目の上下にくさび型をしたオプションのスペーサーを挿入した。これで隙間が閉じることはない。隙間から覗き見える真っ白な女の肌に、少し遠慮がちに節くれ立った指をずぶりと差し込む。

「ほわ、ああ、ひやっ」

 いきなり何をされているのかわからない女。早田は指をくにくにと曲げ、女の乳房を中へ押し込むようにしながら肉を移動させた。すると革に押し込められたままコチコチに尖っている乳首を見つけた。乳首付近に指を差し込み直す。

「ひいいい、らに、らにしれるンれっかあ」

「騒ぐな、ちょっと確認と位置合わせだ。コチコチのままズレてると痛いだろう」

 穴に合わせたところで指を抜くと女の乳首が開口部からツンと飛び出した。今の刺激と、新たな仕掛けの追加の予感に、見るからに痛々しいほどコチコチに尖っている。

「あ、や、ひや、、」

 女は乳首の先に外気の動きすら感じ、身体の一部だけでも一時的に外気に触れられた喜びと、離れた所の早田の動きすら読み取れるほどの自分の乳首の過敏さに感じまくっていた。

953 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/31(火) 23:17:02 ID:HF317yCD0

「フフフ、大丈夫だな、これなら仮にお前のご主人様がここにピアスしたくなっても充分対応できるぞ。四つん這いで下向きにぶら下がるピアスはいいぞ。全部の神経がそこに集中して、部屋の中を誰かが歩いてもわかるそうだ。フフフこれは少し誇張が入っているかもしれんが、あながち誇張だけでもないらしいな」

「ひいぃ」

 早田は普通のローターはきついが、小型のものや、電気刺激系なら十分挿入可能なことを確認して、スペーサーを外した。

「はう」

 コチコチの女の乳首の脇を、指で乳房にめり込むほどに押し、横にずらすと乳首は革の下に潜った。肉を挟まないように確認しながら、早田はジッパーを閉じた。

「はひいい、らめぇ、こふれひゃう、、」

「だが最初よりは楽なはずだぞ。もっともより楽になると感じやすくなるかもな」

「ひやああ」

954 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/03/31(火) 23:17:38 ID:HF317yCD0

「もう黙れ。そうだ、こんなオプションもあるぞ。お前は舌でゴム栓を押し出すから、こっちの方がいいのかもな」

 早田はゴム栓の内側にソフトなペニスのついたオプションを取り出し、ずるずると女の口枷に差し込んだ。

「むうーーー、むっ、むっ、んんん」

 目は見えないが、目を剥くほどの絶叫のあと、女は静かになった。

 プシュー、プシューと激しい鼻息が聞こえる。

「オエェッ」

 どこか遠くで聞こえるような、激しい嘔吐の声。

 ずるりと早田が引き抜く。

「げーーほげほ、おえええ」

「おお、済まんな、まだ少し早かったか。だがいずれ入れられる日も来るだろう。これはお前のご主人様の考え次第だがな」

 女は自分の身体のあらゆる開口部を串刺しにされたままにされてしまうことを想像してめまいを覚えた。

 早田は普通のゴム栓を戻すと、女をまたテーブルの状態に戻した。

957 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/04/02(木) 00:50:03 ID:UoC4w6rC0

 早田は排尿バルブを持ってきて女の股にあるカテーテルの尾栓に差し込み、容器に排尿させた。水分の殆んどが汗になっているのか、色の濃い尿が少し出ただけだった。早田はオプションに自動給水器を加えた。

 

 女は少し静かになった。

 体力的疲労が限界を越えると、人間は性感の回路を閉鎖して不感的な睡眠モードに入ることを早田は経験的に知っていた。それを越えて性感を拷問に使う方法もあるが、それは家具師としての自分の仕事ではない。

 こうして家具にされた人間は強制的に休息を取り、目覚めた瞬間からすぐにまた性感の地獄で弄ばれるのだ。早田は鼻づまりなどのトラブルが無いことを確認して自分も就寝した。

958 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/04/02(木) 00:53:49 ID:UoC4w6rC0

「むーーーっ。ふごーーーっ」

 早田はテーブルの悲鳴で目を覚ました。まだ引き渡し前のテスト期間なので、トラブルかもしれない時は迅速に対応する必要がある。早田はすぐに天板を外して女を起こした。

 唾液が溢れるのも構わず、口のゴム栓を抜く。

「どうした。どこか麻痺しそうか」

「ひ、ひいえ」

 早田は経験に基づいて初期トラブルを片っ端から尋ねる。

「呼吸が苦しいか」

「ひいえ」

「拘束されたまま目が覚めて驚いたか」

「、、はひ、、」

「怖い夢でも見たか」

「、、はひ」

 早田はにやりと笑った。

「ふふふ、安心しろ。今のお前の状況以上に恐ろしいことなんて滅多に無い。目覚めた方が悪夢なんだから、大抵の怖い夢なんて悪夢とは言えんぞ」

「ひ、ひいいい」

「お前にとって本当の悪夢は、ご主人様と別れるとか捨てられる夢だろうが、事後の調査では何故かそんな夢は全く見ないそうだ。もっとも、そんな夢見てる暇なんてないだろうしな」

「ああ、、」

959 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/04/02(木) 00:54:48 ID:UoC4w6rC0

「今日の夜、お前のご主人様が引き取りに来る。餞別がわりにクリトリスのローターをやろう。今はなにもなしだが、やはり少し寂しいだろう」

 早田は工作台からリモコンとそれにコードで繋がった透明な小さい塊を持ってきた。

「内向きにヒダとイボがびっしり生えた小さなキャップに、超小型のローターを内臓したものだ。底面にスナップの穴が付いているので、簡単に取り付けられるぞ」

 早田は鍵を持ってきて、女の股間のカバーを外すと、カバーにあるスナップの突起にその超小型のローターを取り付けた。そして、プラグやディルドゥ、カテーテルの尾栓に注意しながら、真っ赤に顔を覗かせているクリトリスの包皮を剥いた上でローターの穴にちゅっと差し込んだ。

「いらあああ」

 女の絶叫をよそに早田は股パーツを施錠した。女の口枷のゴム栓を戻し、再びテーブルにもどす。黒いテーブルは小さなリモコンの生えたテーブルになった。

 動力によらない刺激ですでに無限快感の回路が出来上がっている家具に動力の加速を加えるとどうなってしまうのか、早田は良く知っていたが、あるいはこの女なら、自分が求めてやまない更に上の反応を見せてくれるかと期待してリモコンのダイアルを回した。

962 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2009/04/02(木) 14:21:30 ID:UoC4w6rC0

 案の定、女の反応はすばらしかった。

 普通の家具素材ならば、刺激に慣れ、刺激に頼り、次第にどうでもいいような、自我を捨てたような、反応の鈍い肉になってしまうのだが、こいつはいつまで経っても慣れに甘んじることなく新鮮な反応を続ける。匠が素材に酔う。そんなことがあってもいいなと早田は想った。

 依頼主に引き渡す前に素材を消耗させすぎてもいけないので、反応を充分堪能したところでローター一式を外した。女は余韻をかみしめるようにまだまだ絶頂と弛緩の反応を繰り返していた。

 

 やがて深夜になり、依頼主が引き取りに来た。

 依頼主の男が片付いたアトリエに案内されて最初に目にしたのは真っ黒な台座を持つガラス天板のテーブルだった。コツ、コツと近づくと、依頼主はこの世のものとも思われない妙なる甘い鳴き声を耳にした。

「オ、オオ~~~~~ンン」

 依頼主は腕の毛が鳥肌立ち、手のひらにジットリ汗が浮いた。

 そして、自信たっぷりに言った。

「わかるんだね」

「オオン」

 早田はニヤリと笑いながら、自分でもわからずに何故か目の端が潤んでいた。

「すごいな。いやしかし、今回の仕事は本当に楽しかったですよ。では早速オプションを確認していただいて、この書類の引き取り欄にサインをお願いします」

 

「、、オッ、オッ、オ、ンンンンーーーーーン」

「まだちょっと揺れますがね」

 

 

家具屋 終り

 

 

 

967 : 埋め埋め[sage] 2009/04/02(木) 21:34:03 ID:UoC4w6rC0

おまけ(完結もオチもなし)

 

 噴き出す汗が革の裏地に吸い込まれ、密着した皮膚はもうテーブルの表皮と一体になってしまったような気がします。だらだらと絶え間なく溢れる唾液が、口に嵌められた口枷の裏に溜まり、舌に触れるドロドロした感じが不快です。ゴム栓を舌で押し出してしまうと床を汚してしまうので、そっと啜ってはコクンと飲み下します。でもすぐに唾液は溜まります。手足の感覚はとうに無くなってしまったのに、物を捧げる姿勢を取っているという認識はあるのが不思議です。プラグやディルドゥの辛さは当然のことですが、顔を拘束され続けるのがこんなに苦しくて屈辱的なことだと思いませんでした。私の立場で屈辱なんて言ってる場合じゃないのですが、無期限に口を開きっぱなしというのは、自分が完全に破壊されてしまった気分になります。

 

 

 


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