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【拘束フェチ小説】ザクマリア

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705 : ザクマリア[sage] 2006/06/30(金) 13:21:52 ID:aw0Dtp9H0

 

 ザフト軍(プラント国軍)のミネルバは、地球連邦に組みしてしまったオーブ首長国連邦軍のムラサメ(モビルスーツの一種)の攻撃を受け、それを艦上で守って戦ったルナマリア・ホーク専用の搭乗機である真紅のザクは、修理不能なほど大破してしまった。

 また、レイ・ザ・バレルの乗るザクも同じくオーブの攻撃で、そしてアスラン・ザラの乗るセイバーはその戦闘に乱入してきたフリーダムによってバラバラにされてしまい、ミネルバ艦載機でまともに戦闘できるのはシン・アスカの乗るインパルスだけとなってしまった。

 

 その局面をなんとか切り抜けたミネルバは、補給と修理のために一番近いザフト軍基地に立ち寄った。

 

「議長! どうしてこんな所へ?」

 ドック入りしたミネルバを迎えに出た人々の中央に、プラント国家最高評議会議長ギルバート・デュランダルの姿を見つけ、ミネルバの女性艦長タリア・グラディスは驚きの声を上げた。

「やぁ、タリア。ずいぶん酷くやられてしまったね。迎え入れて修理してくれたり、こんどはそれを攻撃して破壊したり、オーブにも困ったものだね」

「議長直々のお出迎えとは恐れ入りますわ。それにしてもなぜまたこんなところまでおいでなのです?」

「うむ。ラクス・クライン(妙な権力を持つアイドル歌手)の慰問に同行し、兵たちの士気高揚を狙ったのだが、同時に前線の視察も兼ねていた。そこへあのオーブの一件だ。ちょうど実験機のテストもあったので偶然ここに居たのだよ」

「そうでしたか」

「君の艦にルナマリア・ホークという女性パイロットが居るね。先日一緒に食事もしたと思うが。彼女を私の所へ来させてくれたまえ」

「はぁ……」

 公私を自他ともに厳しく分けるタリアであったが、言い知れぬ不安感が胸中を過り、肌を重ねたこともあるギルバートを前にして、タメ口に近い生返事を返した。

 

706 : ザクマリア[sage] 2006/06/30(金) 13:23:30 ID:aw0Dtp9H0

 

 入港間もない艦内は未だ騒然としていたが、各自必要なし仕事をこなして慌ただしく働いていた。

 ルナマリアもいつもの制服であるピンクのミニスカートに制式のTシャツを着て、健康的な太ももを強調するようなタイツに制式のブーツを履いていたが、額に巻いた包帯と、片腕を負傷して吊っているために、エリートパイロットであることを表すザフト軍の赤い制服を羽織ることしかできないのが痛々しかった。

 

『ルナマリア・ホークはデュランダル議長の所へ出頭せよ』

 

 艦内にアナウンスが響く。

「ええええ~~?!」

 ザクの残骸から過去のデータを回収する作業をしていたルナマリアが、自分のこととは思えぬといった顔で驚く。

「ルナ、お前何やったんだよ。いきなり議長がお呼びなんて」

「ヘヘヘーン、きっとフェイスにでもしてもらえるのかなン」

 シンが責めるように真顔で言うのを、いつもの明るい表情で冗談めかせ、手元のディスク類を苦労して片手でまとめはじめた。

「あとはオレがやっとくから、とっとと行けよ」

「シン、悪いわね。お願いね」

「いいって」

 振り向かず片手をひらひらと振って格納庫を出て行くルナマリアの後ろ姿を見送りながら、シンはまさかこれがまともな姿のルナマリアの見収めになるとは夢にも思わなかった。

 

   ~~~~~~~~~~~~~~~

 

707 : ザクマリア[sage] 2006/06/30(金) 13:25:18 ID:aw0Dtp9H0

 

 議長がこの私に用事って何だろう。

 一番あり得るのが、新しいモビルスーツの引き渡し。

 シンやアスランみたいに、デュランダル議長直々に?!

 すっごい!

 ああでも今は腕がこんなだし、頭の傷も痛いし、すぐにそれに乗って議長のお役に立てるのかしら。

 

 ハッチから艦外へでて、桟橋を経由して外へ出ると迎えの車らしきものが待っていた。

 敬礼をする。

「ルナマリア・ホークだな」

「はい」

「乗りたまえ」

「はい」

 

 車で基地司令部まで行き、そのまま議長の執務室に案内された。

「ルナマリア・ホーク入ります」

 敬礼をする。

「やぁ。良く来てくれたね、ルナマリア。オーブでは大変だったね。しかし良く戦ってくれた。君がいたからこそ、ミネルバは今こうしてここに居る」

「そ、そんな…… 勿体ないです」

「傷の具合はどうだね?」

「おかげさまで、かすり傷であります。それより……専用に使わせていただいていたザクを壊してしまって申し訳ありません」

「ふむ、問題はそこだ」

 議長は口に手を当て、考えるようなポーズをする。

「今、ミネルバで使える機体はインパルスしかない。レイにはこの基地のザクをあてがうとして、君やアスランそれでは物足りないだろう」

「そ、そんな…… 物足りないなんて」

「アスランにはあとで考えているモノがあるのだが、残るは君だ、ルナマリア。ひとつ私の実験に協力してはくれないだろうか」

 

708 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2006/06/30(金) 14:56:51 ID:CvNI03qn0

ナニコレ?ガンダムの話?

ザクとかよくわからん。

 

 

709 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2006/06/30(金) 15:53:44 ID:HP94rzWy0

しばらく前に模型上げてた人のネタだな<ザクマリア

分からないならスルーしとけば?

 

作者さんイパーイで盛況ですね。みんながんばってください

 

 

710 : ザクマリア[sage] 2006/06/30(金) 15:59:18 ID:aw0Dtp9H0

>708

すまんです。

>>469

を見てなんとなくくすぶっていたネタが急にまとまったので、

冗長な解説入りで書いてみたけど、やっぱり2次は読者限定されてしまいますね。

 

 

 

716 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2006/06/30(金) 21:14:21 ID:ZJeJ46Ea0

>>ザクマリア

俺は好みだ。ぜひ続けてほしい。

 

 

719 : ザクマリア[sage] 2006/06/30(金) 23:01:13 ID:aw0Dtp9H0

 

「議長のご命令ならば、どんな実験でもお手伝い致します!」

「ハハハ、まぁ、そう固くならなくていい。君は私のデスティニープランは知っているかね?」

「はぁ、あの、申し訳ありません、少しだけですが…… 遺伝子情報を元に能力の適正を選ぶという……」

「そうだ。よく勉強してるね。君の遺伝子情報を見せてもらったよ。君はやはりモビルスーツのパイロットとしての適正が素晴らしいね。しかし、面白いことに、シンやアスランと違い、脳の情報を一旦操作装置を介してモビルスーツに伝えるのが少し苦手のようだね。君自身でも、もどかしいと感じているのではないかね?」

 

 うわっ、図星だ。

 あたしがいつも悩んでいること。

 どうしてもシンに追いつけないあたしの苦手領域。

 思考に操作のスピードが追いつかず、もどかしい思いをしてる部分だ。

 

「はい……」

「まぁ、悩まないでくれ、ルナマリア君。私は何も君を困らせたり、イヤミを言うために呼んだのではないのだよ。実はアスラン君の父上、ザラ議長の時代から続いているある実験があってね。それはもともと囚人用に考案されたものなのだが……」

「囚人?!」

「そうだ。どうにも更生が見込めない犯罪者を小型のモビルスーツに仕立て上げ、前線で活躍してもらおうという実験だ。これだと操作系というものが存在しないので、好きなように暴れられるのだが」

「そんな…… 人間をモビルスーツにするなんて……」

「連合軍には強化人間(エクステンデッド)というものがあるが、それも言ってしまえば同じことだ。情報によればエクステンデッドは生体CPUと呼ばれ、型番はあっても人間としての人権は無いそうじゃないか」

「そんな……」

 

720 : ザクマリア[sage] 2006/06/30(金) 23:02:58 ID:aw0Dtp9H0

 私の心の中には、何か自分の人生が完全に変わってしまうような、恐ろしい予感めいたものがドロドロと暗い電波を発し始めていた。

 今まで議長の考えをすばらしいと思い、議長のため、プラントのため、世界のためと、あたしなりにザフトの軍人として生きてきたつもりだけど、女の子としての楽しいことや、恋なんかだってこれからだってのに、全部真っ黒に塗りつぶしてしまいそうな恐ろしい出来事が待っているような気がしてきた。

 

 議長の今までの話は、あたしに人間モビルスーツになれ、と遠回しに言っているようにしか思えない。

 しかも囚人のような立場になれ、と。

 エリートパイロットの赤服のあたしが?

 そっちの方が適正があるから?

 

「どうも、私の説明が解しかねるようだね、ルナマリア君。そうだ、実物を見てもらえばより理解が早いだろう。こちらへ来たまえ」

 頭の中に重い黒い石を入れられたような気分のあたしを議長は部屋から連れ出した。

 

 左右に護衛の兵士が付くが、それは議長をガードしているというよりもむしろあたしが逃げないように見張っているようだった。

 1つ下の階へ下り、渡り廊下を渡るとそこは研究棟だった。

 

 議長が目配せすると一人の白衣を着た技師が付いてきた。

 その人に案内され、大きな倉庫のような部屋に通された。

 倉庫ほどの規模ではあったが、倉庫のようにガランドウではなく、天井や壁面にはビッシリと何かの補械類が装備されていた。

 

 中央部に浅い台があり、そこに見慣れたデザインのものが載っていた。

 ……あたしのザクだ……

 いや、正確には、今は壊れてしまったあたしのガナー・ザク・ウォーリアの、頭部ヘルメット、動力パイプ部、胸部・腰のパーツ、腕・足のパーツが、洋服などを展示するトルソーのようなボディに乗せて飾られていた。

 しかもサイズは本物の1/100ほどだろうか、まさに人間サイズなのだ。

 同サイズのオルトロス・ビームライフルやビームトマホークまで揃っている。

 議長が直接口には出さなかったけれどあたしに言おうとした言葉が、いきなり現実味を帯びてきた。

 

「どうだね、かわいいだろう。君のザクだ。というか、むしろ『君がザクだ』と言うべきか」

 

 ドバッと全身に冷汗が出た。

 

744 : ザクマリア[sage] 2006/07/02(日) 10:55:51 ID:p3OYx13i0

 

「さ、着てみたまえ。ただし着るのにちょっとした準備が必要だがね。ジーナ、頼むよ」

 いつのまにか議長の傍に白衣の女性が立っていた。

「はじめまして、ルナマリア・ホークさん。小型機動兵器開発局のジーナ・オットマンです」

「あ、はじめまして」

「早速こちらの部屋へどうぞ」

 案内されたのは今いた場所からドア1枚隔てた、四畳半ほどの殺風景な部屋だった。

 

「全部脱いで下さい。これから先、すべて議長の直接指示とお考え下さい」

 藪から棒に言われて戸惑ったが、議長の命令に逆らえるわけもなく、相手が女性という安心感もあって、片手で苦労しながら脱ぎ始めた。

「ごめんなさいね、気付かなくて」

 ジーナさんはあたしの腕を吊った三角巾を外し、脱ぐのを手伝ってくれた。

「頭の包帯も取りますよ」

「はい」

 まだ少し痛むけど、もう包帯に頼るほどでもなかった。

 最後に紺色のショーツも脱がされ、本当に全裸にされてしまった。

 

「ここ、薄いんですね。でも邪魔ですから取ってしまいますね」

「ちょっ、取るって?」

 ジーナさんは手にクリームを取ると、私の股の飾り毛に塗りつけた。

「ひゃっ!」

 タオルで拭われると、それだけでもうツルツルになってしまい、ただでさえ隠しきれていなかった割れ目が丸見えになってしまった。

「嫌ぁ!」

「もう二度と生えませんから安心してください」

「そんな! 勝手に!」

「ルナマリア・ホークさん、あなたはもうこの名前では軍籍も戸籍も抹消されてしまったんですよ。あなたは『ZGMF-1/100-A1 ガナー・ザクマリア』なんです。もう型番だけの存在です」

 視界が真っ暗になって、体がよろめいた。

 

745 : ザクマリア[sage] 2006/07/02(日) 10:56:34 ID:p3OYx13i0

 

「そんな…… いつ……?」

「10分ほど前ですか。議長が手続きをされたようです」

 そんな…… そんなバカな。

 あたし…… 死んだの?

 議長が、にこやかに笑いながらそんなことをするはずが……

 ……資質のせい?

 あたしの資質が、人間モビルスーツに向いてるから、その実験を進めるためにどんどん手続きを……?

 

「ほら」

 ジーナさんがパネル式の携帯端末を見せてくれると、あたしの登録はMIA(戦闘中行方不明)となっていた。

 唇が、血が通っていないとはっきりわかるほど冷たい。

 あたしはあのザクごとバラバラになって死んで、死体がみつからない、という処理だった。

 

「やっとご自分の立場を理解していただけたようですね。ではまずこのクリア・フェイズシフト・スーツを着て下さい。特殊なアクリル樹脂に電圧を掛けることによって金属のフェイズ・シフト装甲並の強度が出ます。呼吸や排泄以外、このまま宇宙に放り出されても全く平気、大気圏突入までできるというすばらしいモノです。結局これを開発するのに10年かかってしまいました」

 見せられたスーツは、薄いビニールで出来たキャットスーツのような形をしていて、口と股間にだけ開口部がある。

 腰の背中部分に小さな電池ボックスのようなものが付いていた。

 

「このフェイズシフト・アクリル樹脂はもう一つ特徴があって、電圧の掛かっていない時は、強度はあまりありませんが、カチカチに硬くなるのです。電圧を掛けると装甲強度が出て、今度は自由に曲がるほど柔らかくなる、という特性があります。しかもプログラミングによって、分子間架橋の距離や柔軟性を部位により自由に設定できるのです」

「すごいですね」

 

746 : ザクマリア[sage] 2006/07/02(日) 10:57:27 ID:p3OYx13i0

 

 説明しながらジーナさんはその透明スーツの電池ボックスのような箱に端末を繋ぎ、手早くキーを打った。

 すると少し硬めのビニールのようだったスーツがクタクタで柔らかいスーツに変わった。

「今は微弱電流が印加してあるので自由に曲がり伸びますので、どうぞ」

 

 底知れぬ不安を感じつつも、後戻りできない雰囲気に押され、スーツを掴んで背中の切れ目から足を入れた。

 まるでサイズの合っていないラテックス手袋のような頼りない質感と、妙に肌にぬめっと感じる違和感を我慢して両足を通し、股間の切れ目を中央に合わせて腰まで引き上げた。

 そのまま片手ずつ切れ目から潜り込ませ、最後に無理矢理頭を突っ込むと、だぶだぶの透明スーツにスッポリと包まれた。

 

 ジーナさんがキーをダダダと叩くと、驚いたことにスーツが縮みはじめ、まるで熱収縮チューブが縮む時のように全身を圧迫し始めた。

 あっという間に全身を指一本一本まで凹凸に合わせて透明スーツで包まれてしまった。

「はふっ、はふっ」

 顔まで全部すっぽりと包まれてしまい、鼻の部分に穴がないため、口で呼吸しなければならなくなった。

「ウフフ、驚きました? おっと、髪の毛とオッパイは圧を下げないとね」

 すると頭までびっちり圧迫されていたのが、顔を残して頭周囲が緩くなり、海坊主のようなのっぺりした頭に髪型が戻った。

 胸もいびつに圧迫されていたのが、形良く持ち上がった。

 

 いきなりジーナさんが白衣から拳銃を取り出してなんのためらいもなくあたしの眉間を撃った。

 ―― ガキューン! ――

 弾はあたしの前髪に当って天井方向へ兆弾した。

 弾の反動で上体が少し後ろへ傾ぐ。

「き! きゃーーっ! 何するんですかっ! 死んじゃいますよ!」

「平気だったでしょ? もうすでに装甲強度が出てます」

「あ……!」

「レールガンで撃たれたって、多少のショックはありますが平気ですよ。バーニア(姿勢制御ロケット)焚かないと飛ばされますけど」

「レ、レールガンも平気…… すごい……」

 

748 : ザクマリア[sage] 2006/07/02(日) 11:03:08 ID:p3OYx13i0

 

「さ、それよりも着心地を確認してください」

 改めて見回すと、自分の体は出来の悪いビニール人形のようだった。

 視界はまるで頭に丸い金魚鉢を被せられたような閉塞間だ。

 口周りが明いているので、多少鼻声でもなんとか喋ることができたが、股間を見てショック死しそうだった。

 見下ろすと、スーツの口から、自分の割れ目が、周りの肉ごと卑猥に押し出されていた。

 無毛にされてしまったソコは、恥ずかしすぎる真っ赤な左右の肉ヒダとその中央のクリ部分が皮ごとぷっつりと突き出ていた。

「ひ! 嫌あ!」

 慌てて手で隠そうそうとしたら、急に手が動かなくなった。

「今から生命維持処理をしますから、そこをいじらないでください」

 ジーナさんがマウスパッドを指でつーっとなぞると、あたしの手が勝手に体の脇に戻り、ぎこちなく足を左右に開いた。

「な、なんで?!」

「もともとこのスーツは囚人用ってお聞きになってますよね。体位なんて自由に設定できるんですよ。ちなみに着る時の穴はすでに癒合してしまってもう脱げません」

「そんな!」

 すでに全身の自由がまったく利かなかった。

 首を動かして様子を見ることはできるけど、足は肩幅より少し大きく開き、手は体から少し離れた左右の脇に固定されてしまい、売り場に並んだドール素体のような無抵抗な姿で直立させられてしまっている。

 

「ところでルナマリアさん、男性経験は?」

「そ、そんなのないです! ずっと訓練と戦闘ばっかりでしたから」

「そうですよね。その歳で赤服のエリートですものね。なら少し太いかもしれませんね」

「何がですかっ?」

「この生命維持装置のコネクター類です」

 ジーナさんがあたしに見せたのは、銀色に光る金属のパンツの内側に、何本もの突起が生えたものだった。

 

749 : ザクマリア[sage] 2006/07/02(日) 11:03:43 ID:p3OYx13i0

 

「囚人に手早く装着するために開発された特殊エマルジョン(液)を使いますので、そんなに大変ではないと思います」

 ジーナさんはチューブから透明なジェルを搾り出して幾つかある突起にたっぷりと塗りつけた。

「息を吐きながらだと少し楽だそうですよ」

「ひっ!」

 股の中心に冷たいものがベタッと付いたと思ったら、強引に押し付けられた。

 膣口に棒をねじ込まれちゃう!

 いやだいやだいやだ! 処女だって言ったじゃない!

 そんなの入らないよ!

「アアアアアア!!」

 涙を流して叫んでも、押し入る力は変わらない。

 エマルジョンの効果なのか、ズルッと先端が入って来た。

「イヤアアアア!!」

 器械に犯される恐怖と屈辱に胸が張り裂けそうだったが、それだけでは終わらなかった。

 今度はお尻の穴に何かの先が触れた。

「イヤッ!イヤッ!」

 肛門に何かを入れようなんてありえない!

 しかしここも浸透性の強い潤滑剤が先に侵入してきて、突然ズルンと突き込まれてしまった。

「うわあああ!!」

 閉じない!肛門が閉じない!こんなひどい仕打ちってない!

 囚人用だから?

 有無を言わさず思った通りの存在に仕立て上げるための手段なの?

 今度はオシッコの穴にチクリとした感じがあった。

「もうやめてーーーーー!」

「だめですよ」

「ヒィィィィィィィィィイ~~~」

 抵抗できない情けなさで心が千切れそうになった時、残りの部分が全部押し込まれ、想像を絶する形をしていた銀のパンツはあたしの股間に密着していた。

 

753 : ザクマリア[sage] 2006/07/02(日) 18:26:47 ID:p3OYx13i0

 

「あんまり泣くと顔が水没してしまいますよ、ウフフフフ」

 とても笑えない冗談を言いながら、金属のパンツのロック部を特殊なレンチで締めるジーナさん。

 

「口の動力パイプは戦闘時だけでもいいのですが、今から装着して慣れておきましょうね。呼吸も食事も、全部このパイプ経由ですから」

 ザクの口元を模した口カバーと、それに続く左右の蛇腹状の動力パイプとが一体になったものを持ってきた。

 口カバーの内側にはシュノーケルのマウスピースのような突起があり、そこを咥えさせられると上下の歯が固定され、パイプを通してしか呼吸できないようになった。

「シュコーッ。シュコーッ」

「雰囲気出てますねぇ、今から口カバーと生命維持装置のコネクターカバーをそれぞれスーツ本体と癒合させますね」

 ジーナさんがキーボードを叩く。

 口周りと腰周りでプチプチと泡立つような音がして、心なしか口周りと腰周りの圧迫がきつくなったように感じる。

 

「これで気密は完璧です。背中にバックパック背負って、口のパイプをそれに繋げば、本当にそのまま宇宙空間で活動できます。しかしこれだけではただ生きているだけですから、移動と戦闘が出来るようにしなくてはいけません。ここを出ますよ」

 いやっ!

 議長の所へ戻ったらおっぱい見られちゃう!

 

 ジーナさんが背中の電池ボックスのようなものからパソコンへのケーブルを抜き取り、白衣からカギを取り出して背中の箱に差し込むと、突然手足が自由に動くようになった。

 すぐに手で胸を隠す。

 

「出ますよ、命令ですよ」

 喋ることもできなくされてしまったので、イヤイヤ頷いてジーナさんに付いて部屋を出た。

 

754 : ザクマリア[sage] 2006/07/02(日) 18:27:43 ID:p3OYx13i0

 

「やぁ、すばらしいね、ザクマリア。君はきっと最強の1/100モビルスーツになるよ。やはりモビルスーツは強いだけではだめだね。可愛くて、美しくないとね」

 奇妙なビニール人形のようにされてしまった自分の体をしげしげと見られるのがイヤで、おっぱいを隠しながらさらに猫背になって、しかも内股になってヨチヨチ歩く。

 あたしをこんなひどい存在にしておいてしゃあしゃあと美辞麗句を並べる議長を見たら涙が止まらなかったが、『可愛い』とか『美しい』とか言われて正直悪い気はしなかった。

 

「さっそくフル装備で見せてくれたまえ」

「はい」

 ジーナさんが返事をして、トルソー周りの固定を外す。

「ルナマリアさん、これ重過ぎて自分で装着していただかないといけないんです。装甲による強化で筋力20倍に増幅されていますから、簡単に持ち上がると思いますよ。まず足から」

 ザクの足をそのまま模して、ブーツ状にしたものに足を通す。

 膝の左右までは覆われるが太腿は剥き出しだ。

「いつものタイツを穿きますか? ウフフ」

 ジーナさんを睨んで首を左右に振った。

 見た目ザクの足だけど、股関節がいびつに拡げられて少し痛い。

 それよりもこの姿勢だと股間に差し込まれた3本の棒がすごく意識されて気が遠くなりそうだ。

 

755 : ザクマリア[sage] 2006/07/02(日) 18:28:28 ID:p3OYx13i0

 

「次は胸のパーツとスカートです。これは前パーツを肩をちょうつがいにして上向きに開き、背中から背負って前のパーツを下せば、ちょうどサンドイッチマンのような形で簡単に装着できます」

 言われた通りに装着すると、さすがにかなり重く感じるようになった。

 おっぱいは胸パーツの内側に設けられた窪みにスルリと収まったが、乳首の先が何かに当っているように感じてヘンだ。

 

「そして腕です。手は細かい作業ができるようにグローブマニピュレーターではなくスーツの指そのまま剥き出しです。そして最後にヘルメットを装着してください。頭部の防御強化と、前の縁にHUDが埋まっていて、そこから目に直接ディスプレイが投影されます」

 腕のパーツを左右取り付け、ヘルメットを被る。

「すでに全パーツは有機的にリンクしているはずです。自分では起動できない仕組みになっています。元は囚人用ですから」

 

 ジーナさんがパソコンで基地内のサーバーにアクセスし、無線で起動指令が来て目の前の空間に突然見慣れたスクリーンが現れた。

 赤い砂時計型のZを模したザフト軍のマーク、続いて見慣れたザクのメインディスプレイ画面。

 左右の目に直接送られる立体映像が、まるでザクのコクピットに居るように錯覚させる。

 突然メインカメラ映像の上にミネルバのCIC(戦闘情報センター Combat Information Center)オペレーターのメイリンの顔が映った。

「お、お姉ちゃん?! 何してるの!?」

 何か言おうと口ごもったところでブツンとディスプレイが消えた。

 

757 : ザクマリア[sage] 2006/07/02(日) 19:00:48 ID:p3OYx13i0

 

「起動成功ですね。あとはミネルバに搬送するだけです」

「うむ、宜しく頼むよ、ジーナ」

「はい、議長」

「では、がんばってくれたまえ、ザクマリア。君には期待しているよ」

 議長はあたしにとびきり優しそうな笑顔で笑いかけると部屋を出て行った。

 

「さて、そちらにハンガーがありますから、自分で背中から入って下さい」

 もう逆らう気力もなく、ガシャガシャと歩いて背中から入り、背中に丁度収まりの良い引っかかりがあったので、そこへ身を預けた。

「電源切りますね」

 背中に手を回され、スーツの電源を切られ、カギを抜かれてしまった。

 とたんに身体全体が突っ張ったように身動きできなくなり、胸郭が拡がらなくなったので息も苦しくなった。

「シュコーッ。シュコーッ」

 緩い呼吸なら可能だ。

 

 なんかもう疲れちゃった。

 このまま眠ってしまいたい。

 朝になったらきっといつものミネルバの自室のベッドの上だよ。

 きっと悪い夢なんだ。

 

「ザクマリアさん、寝ちゃダメですよ。これからちょっとしたインストレーション儀式があるんですから」

 ジーナさんを見るとまたパソコンを持っていた。

「スーツの電源を切っても生命維持関係の電源は入ってます。このスーツを着せられるともう通常の性生活は二度と出来ませんから、性欲が亢進しすぎて任務に影響を及ぼさないように、性欲の処理もできるようになっているんです。その前に出すもの出しちゃいましょうか」

 ジーナさんは大きなタンクに太いチューブのついたものを引き摺ってきて、チューブの先の2股のコネクタをあたしの股間に繋いだ。

 まずおしっこが吸いだされた。

 吸い出されるというより自力で制御できないどこか遠くで、おしっこタレ流している感じ。

 次にお尻に温かい何かが流れ込み、お腹がゴロゴロ言い出したところで吸引された。

 屈辱すぎる排泄。

 でもきもちいいのはきもちいかも。

 

758 : ザクマリア[sage] 2006/07/02(日) 19:01:49 ID:p3OYx13i0

「さてここからが儀式です。これは過去に囚人用としてテストした結果に基づいているのですが、実験開始当初このスーツを着せられた囚人は8割が発狂したのです。しかしこのインストレーション儀式を行うと、スーツに対する愛着のようなものが生まれ、相当反抗的な囚人でも不満を言わなくなり、依存性因子のある囚人はもう完全にスーツの奴隷となって、脱げと言っても脱がないほどになってしまうのです」

 

 そんな……!

 スーツの奴隷だなんて!

 

「ちょっとテストです。これはどうですか?」

 おっぱいの先端がピクピクと摘まれた感じがする。

「これは?」

 おま○この中心にある突起がピクンと膨らみ、周囲のイボイボした面に触れた感じがした。

「これは?」

 うあ! 尿道だ! 尿道が振動してる!

「これは?」

 おま○この中がうねる。

 前の内側を何かがトントン突き上げる。

 そこ、ヘンだよ!

 その一点だけすごく感じるよ!

 トントンされるたび膣の奥がキュウンてなるよ!

「これは?」

 お尻ーーーーッ!!

 そんなありありありありえないいいいいい!

 うんちが抜き差しされるような死にそうに恥ずかしい振動だ。

 

 首も反らせないないし声も出せないので、ジーナさんは私の目を見て感じてるのかどうか見ているけど、今まで自分の体をいたずらしたどんなシーンよりも激しく感じる快感責めばかり。

 

「フフフ、全部ちゃんと効いているみたいですね。それではミネルバに搬送します。向こうについても一晩は続きますから、新しい体の紹介も兼ねて、皆さんに痴態を見てもらうといいですよ。もう過去も未練もズタズタになって戦うことしか考えられなくなりますから」

 

 いやあああああああああああああ!!!!!

 

759 : ザクマリア[sage] 2006/07/02(日) 19:15:38 ID:p3OYx13i0

 地獄のインストレーション・プログラムが始まった。

 ハンガー・コンテナにぶら下げられたまま、身動き出来ない状態でまず乳首からピクピクと振動が始まった。

 短いピクピクを3~4回繰り返したあと、きゅうううっと思い切り摘み上げられる。

「ハフッ、ハフッ、ハフッ、ハフッ」

 ああああん頭振ってもがきたいのに身動きできないい!

 

 大きい方の扉が開いて、搬送用のカートが入って来た。

 コンテナがカートに繋がれ、ガクンと移動しはじめた。

 

 乳首ばっかり10分以上も刺激されて、あたしのおま○この方ももうぬれぬれになってしまっていた。

 

 今度はお尻が振動しはじめた。

 お尻の穴の入り口ばっかりを、微妙な抜き差しを繰り返すように振動する。

 

 排泄の刺激をずっと与え続けられるような恥辱にまみれ、脚部ブーツの幅に拡げられた内ももがピクピク痙攣する。

 これは生身部分に依存する現象だから、いくら丈夫な装甲に包まれていても防ぎようがない。

 

 こんなおっぱいつままれながら細かくうんち漏らすような振動はやだよう!

 恥ずかしくて情けなくて下腹部が痺れちゃうよう!

 

 そうしてる間にもカートはどんどん移動し、基地内の皆は奇異な目であたしをジロジロ見る。

 

770 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2006/07/02(日) 21:51:41 ID:+CHtRY0l0

>ザクマリア氏

 

これの元ネタってひょっとしてふたばかどこかに貼られてたルナマリアのフィギュアを改造してザクウォーリアの外装を取り付けたヤツですか?

あれもザクの口と動力パイプのパーツが丁度ガスマスクのようにになっていましたね。

 

それと、どうしても気になったのは>>720と>>754に1/100サイズと書いてありましたけど、1/10の間違いですよね。

MSのサイズが人間の約10倍ですから。1/100じゃプラモデルのサイズになっちゃいますから。

 

775 : ザクマリア[sage] 2006/07/02(日) 22:24:58 ID:p3OYx13i0

>770

ご指摘感謝です。ご指摘の通り、1/10のミスタイプです。

 

>元ネタ

>>469

ですが、ふたばの画像も見ました。

 

ガンダムはさっぱりわからなかったのですが、ザクマリア拘束ネタ思いついてから漫画4冊読んで再放送見て、昔録り溜めて放置していたSEED全部見て、やっと追いつきましたが、本当のガンヲタの人が読むときっとツッコミどころ満載のはずです。

 

 

789 : ザクマリア[sage] 2006/07/03(月) 20:30:40 ID:Hw1CQdSs0

 うくっ、うくっ、うくっ。

 この、お尻の穴を微妙にモノが出入りする未経験の刺激が、きもちわるいけどキモチイイ。

 1mmうんち漏れる!

 1mmうんち入ってくる!

 中途半端に括約筋が拡げられ、排泄の快感が無限に襲ってくる。

 お尻の穴を閉じられない、どこへも持って行きどころのない恥ずかしさ。

 

 カートが基地内の信号で停まると、道路脇の兵士たちが一斉にあたしを見る。

 士官クラスの人なんて、憚らずにわざわざ覗き込んでくる。

 見る人にしてみれば、滅多に目に触れない1/10タイプだから単に珍しくて見ているだけかもしれないけど、あたしはお尻の穴を細かくいじられ続けて感じてる顔を覗かれて、死にそうに恥ずかしい。

 ハンガーに吊られたままの姿も惨めだし。

 

 おっぱいとお尻の穴の責めがさらに10分ほども続いただろうか。

 こんどはおしっこの穴が内部で4カ所ほど振動しはじめた。

 ヅーーンと異常な排泄にも似た尖った刺激。

 パイロットの適正検査やこの前の怪我の入院などで何度か導尿されたことがあるけど、あのオシッコ穴をゴロゴロした小石が逆流するような感じの不快感が、股の奥の4カ所で同時に起こる。

 

 これもやり場の無い激しい快感で、身体が自由ならバタンバタンとのたうち回っていただろう。

 肛門と尿道を同時に振動させられる凄まじい羞恥

 

 だってだってどっちも排泄にしか使ったことないもん!

 そこをこんなことされて。

 こんなに拡げられて。

 こんなに異物を差し込まれて。

 いいように振動させられて。

 股をいくら締めても止まンないいいいいいいい!

 ああもう!変にきもちいいのが余計に腹が立つ!

 

 

790 : ザクマリア[sage] 2006/07/03(月) 20:31:53 ID:Hw1CQdSs0

 

 頭全体を金魚鉢に押し込まれたような視界。

 全周明るく見渡せるのに、すべてが微妙に歪んでる。

 

 ドロンドロンに蕩けた視界に、ミネルバの独特にカラーリングされた艦体が映ってきた。

 おっぱいを振動され、乳首を間欠的に摘まみ上げられ、排泄器官に挿入された異物を振動させられ、どんどんオカシクさせられていっているのに、ミネルバが見えたら我が家に帰ったような安心感に包まれた。

 シンのやつは心配してないだろうな。

 アスランさんはあたしのこんな姿見て何て言うだろう。

 他の皆にも恥ずかしくて合わせる顔が無いよ。

 

 恥ずかしくて……

 

 恥ずかしくて?! ……大変!!

 

『紹介も兼ねて、皆さんに痴態を見てもらうといいですよ。もう過去も未練もズタズタになって戦うことしか考えられなくなりますから』

 

 い、嫌ぁああ!!

 

 快感でボーッとして忘れてた!

 こんな痴態をミネルバの皆に見られるのは嫌ぁああーー!!

 いやっ!

 誰か止めて!

 スイッチ切って!

 カートも止めて、お願い!

 ミネルバに運ばないでぇえ!

 赤服のエリートだったのに……

 こんな、人間モビルスーツにされちゃって、お尻の穴と尿道いじられ続けだなんて……

 

 

 

791 : ザクマリア[sage] 2006/07/03(月) 20:32:33 ID:Hw1CQdSs0

 カートは無慈悲に桟橋を渡り、モビルスーツ用の巨大なハッチから格納庫へと入った。

 あたしの乗っていたザクの残骸はもうきれいに片づけられていて、その巨大なハンガーの前でカートが停まった。

 

 ヴィーノやヨウランたちミネルバの整備クルーに囲まれる。

 等身大の、目線の高さが同じ、人たちの群れ。

 皆の驚きの視線。

 ハンガーに吊られているぶん、若干あたしの位置の方が高いことが、まるで中世の晒し台に載せられているような気分にさせる。

 

 カートに同乗していたジーナさんが皆に指示して、ハンガーを以前あたしのザクがあった位置に固定した。

 そして長いレンチをあたしの口カバーの下に差し込み少し回すと、ガッチリ固定されていた歯が緩んだ。

「これで少し喋れるようになりましたけど、今度は声が漏れないように注意してくださいね、ウフフフフ」

 ジーナさんは整備クルーと2,3言会話したあと、白衣を脱いでカートから白い軍服を取り出して身にまとった。

 ひえー!ジーナさんて艦長と同じ白服だったんだ!

 敬礼をしてジーナさんはカートに乗って帰っていった。

 

「ん…… ん…… ん…… ん……」

 こうしている間にも乳首と尿道と肛門の刺激は休み無く続き、堪える鼻息が甘い声になって口カバーの中に響く。

 まずいよ。

 みんなに聞こえちゃう!

 

「ルナが戻ったってぇー!」

 すごい勢いでシンが飛んできた。

 やや遅れてグラディス艦長とアーサー副長、アスランさんとメイリンが来た。

 

 い、いやっ!

 会いたくない!

 見ないで!

 

 勝手な快感が感情を押し上げ、透明な金魚鉢の中で真っ赤に熱をもったあたしの頭をショートさせる。

 

 

838 : ザクマリア[sage] 2006/07/06(木) 22:56:34 ID:L8vZ79BK0

 

「ルナ、どうしたんだよ、そのカッコ!」

 シンが勢い込んで質問する。

「うわぁああああん!」

 あたしはどう答えていいかわからず、お尻を機械で短くズポズポ刺激されながら、ただ泣く。

「泣いてちゃわかんねぇよ!」

「グス…… 議長の……命令なの…… ンン!!」

「なんですって! ギルバートが?!」

 グラディス艦長が驚きの声を上げる。

「あたしが…… あたしがいけないんです…… あたし、操作系を介するとどうしてもモタつくから、これなら操作系がなくていいだろう、って…… 議長がおっしゃって…… わざわざ用意して下さって……」

「あはは、でもどうにも色っぽいねぇ」

「うわああああん!」

「アーサー! 何てこと言うの!」

「あ、す、すみませんっ」

 アーサー副長が失言したように、皆にはもうあたしの上気した顔が何を意味するのか、薄々わかってしまっているのだろう。

 もう、死んでしまいたい。

 でも、自殺することすら自由にできないようになっているのだ。

 

「と、とにかくミネルバのメインコンピュータにルナの機体登録を。それが終わったら一旦脱ぎなさい」

「……脱げないんです……」

「なんですって!? いいわ、議長にはあたしが頼んでみます。女の子にこんなこと…… 一体何を考えているのかしら、あの人は。アーサー、ブリッジに戻るわよ」

「はいーっ」

 

839 : ザクマリア[sage] 2006/07/06(木) 22:57:37 ID:L8vZ79BK0

 

「お姉ちゃん!」

「メイリン……」

「どうしちゃったの? こんな姿になって…… 脱げないの?」

「うん…… あンっ!」

「え?」

「ちがっ! お願い、メイリン放っておいて! みんな、見ないで!」

 

「ルナマリア!」

「アスラン! ……さん…… ああン!」

「俺にできることはあるか」

「ごめなさ…… えぐっ…… ぐすっ…… 見らいでくらさい…… ええええ~~ん!」

 あこがれの人にこんな姿を見られて、もう消えてしまいたい。

「何かパーティションでも置かせようか?」

「おねがいします~~ ああーーん!」

 あたしは金魚鉢の内側を涙と鼻水でぐちゃぐちゃにしながら叫んだ。

 

 アスランさんが指示してくれて、整備クルーも他の部署に移動し、作業区を仕切るパーティションを3枚持ってきてあたしの周りを囲ってくれた。

 やっと落ち着いたけど、乳首と尿道と肛門の刺激は変わらない。

 少し麻痺してきて、同じ刺激なのに、最初より全然弱く感じるようになってしまったほどだ。

 

 拘束されたまま煮込まれたあたしの頭は、さっきからずっと、恐ろしいあることを思い続けている。

 

 ……刺激が足りない……

 

840 : ザクマリア[sage] 2006/07/06(木) 22:58:29 ID:L8vZ79BK0

 

 もうここまで来たら、思いっきりイキたいのに、イケない。

 おま○こに中途半端に突っ込まれたままの棒が恨めしい。

 最初に動作チェックした時の、膣の天井を叩くような刺激、子宮が縮むような、あの刺激が欲しい。

 

 そんなあたしの脳波を読み取ったかのように、膣内の棒がうねり始めた。

 膣口から少し入った所の天井をギューンと振動しながら押し上げる。

「アーーーーーーーーーーッ!!」

 いやっ! 声が出ちゃったよぅ!

 

(「ンーーーーーッ!!」)

 続く声をぐっと噛み殺すと、周囲はシーンとしていて、誰にも聞かれなかったみたいで安心した。

 またぎゅーーーーんと突き上げが来た。

 

(「ンーーーーーッ!!」)

 1回2回は抑えられても、まだまだ刺激が続くようならもう限界だよ。

 

(「ンーーーーーッ!!」)

 

 いい、もう聞かれたっていい。

 赤服エリートパイロットのあえぎ声、大安売りだよ、もうっ!

 

「アーーーーーーーーッ!!」

 うねりに合わせて声を絞り出すと、脳天まで痺れるような甘い快感が突き抜ける。

 

 声を出すとキモチイイ!!

 

843 : ザクマリア[sage] 2006/07/08(土) 05:58:24 ID:/2wdhbaQ0

 あーこんどは腰が恨めしい。

 腰をカクンカクンって振りたいのにいっ!

 こんな展示されたまま動けないのはつらいよう!

 

 突然ガチャーン、ガチャーンとモビルスーツの歩く音が聞こえてきて、レイのザクがあった場所に通常の緑色のザクがやってきた。

 機体を固定するとコクピットが開き、ロープ状のリフトでレイが降りて来た。

 途中、見下ろすレイと目が合った。

 レイは特に何かを気にするでもなく、冷酷なまでに普通の表情でパーティションの向こうに消え、足音だけが遠ざかって行った。

 

「アーーーーッ!」

「アーーーーッ!」

「アーーーーッ!」

 しばらく無人になったのをいいことに、声を出しまくってずっとイッた。

 もうクリトリスまでがジンジン振動させられていて、欲しい快楽まる渡しの大サービスだった。

 だんだん思考が濁ってきて、なにもかもがどうでもよくなってきた。

「んあっ、んあっ、んあっ、あああーーーー!!」

 思考力が削がれて、エッチバカになるほどきもちいい。

 なんかこのまま廃人になりそうな予感さえするほどだ。

 でも、たった今与えられている快感に、もう身体が逆らえない。

 体内から体外から、つまみ、引っ張られ、振動させられ、押し捻られるあらゆる刺激が、理性を溶かし流して、この拘束容器に入りっぱなしになりたい気持ちを無理矢理植えつける。

 

 快感による洗脳。

 洗脳されちゃうとわかってても、もう逃げられない。

 

「なぁ、ルナマリア、大丈夫か? つらいのか?」

「キャーーーーーーーッ!! 誰っ?! シン?」

 突然パーティションの向こう側のすぐ近くで声がして、死ぬほど驚いた。

 聞かれた聞かれた聞かれた!

 聞かれちゃった! あたしのあえぎ声!

 金魚鉢のようなスーツ頭部の中で、茹でダコのように真っ赤になる。

 

844 : ザクマリア[sage] 2006/07/08(土) 05:58:59 ID:/2wdhbaQ0

「うん。寂しいだろうと思って、ここに寝袋持ってきた。今晩は傍で寝てやるよ」

 シンの気持は涙が出るほど嬉しかったけど、今のあたしにとっては大きなお世話だ。

「ちょっと! 放っといてって言ってるで……ああああン! シン、あんたガラじゃないわよ、添い寝なんて……ン!」

「そんなこと言っても、友達がそんなんなって、放っておけないだろ!」

「シン……」

 じいんと心が痺れ、涙が出た。

 

「シン、やめるんだ。今、お前は体調を崩すわけにはいかない。議長もお考えがあってルナマリアをこんな風にしたのだろう。だから自分に与えられた使命を考えろ。ちゃんと自室で休むんだ」

 

「ちょ、ちょっと! レイもいるの?」

「ルナマリア、気持ちはわかるが、議長がお決めになったことだ。自分の適性を信じて、我慢するんだ」

「わ、わかってるわよ! だから、とにかく放っておいて! 格納庫から出てって!」

 相変わらずレイは冷たいなと思ったけれど、今は有難かった。

 

 しかし一瞬の安堵の虚をつくように、乳首も肛門も尿道も膣もクリトリスも、今までの何倍もの強さで一気に振動しはじめた。

 

「キャーーーーーッ!! ふあっ! もうダメぇ! イク! イク! イッちゃうぅ!!」

「ルナ!」

 ああもう完璧に聞かれてる。

 

「んああああああ! き、きもちいい!! 止まらない! イクの止まらないのぉぉ!!」

「ルナぁっ!!」

 パーティションをどけてシンが入ってきた。

「キャーーーッ! 見ないで! 見らいでぇぇ! イクとこ見ないでぇ! あぁぁぁぁぁぁん!!」

 シンはあたしがどんな目に遭ってるのかやっと理解したようだ。

 

「シン、これはルナマリアの試練なんだ。行こう……」

「ルナ…… そのスーツの中って……」

「想像すんなぁ!! あっちいけ! バカ! シンのバカぁ! んああぁぁあんくぅぅッ!!」

 

 シンが、すごく情け無い済まなさそうな顔をして、再びパーティションを戻して出て行き、二人の足音が遠ざかった。

 

879 : ザクマリア[sage] 2006/07/13(木) 00:33:12 ID:1GPAzHH30

 まだまだ続くの?この快感洗脳は。

 

 指先までピクリとも動かせない完全拘束の中で、おっぱいはますます激しく振動させられ、乳首は間欠的に摘ままれる。

 胸部パーツの窪みにすっぽり収められた左右の乳房は、クリア・フェーズシフト装甲スーツに包まれているにも係らず、胸の部分だけ組成が変更されているのか、揉む振動をダイレクトに伝えてくる。

 

 おっぱい周囲を環状に刺激した振動は、次第に先端に向かって集まり、呼吸が止まりそうな興奮とともに、乳首の刺激を期待させる。

 集まった振動が最大となり、とどめと言わんばかりに乳首がギュッと摘ままれ、前方へ千切れそうに引っ張られる。

「ふわぁっ!」

 性器をいじられるのとは違った、おっぱい独特の切ない快感は、あたしの思考から生活感や戦闘のこと、惨めな今の現実なんかを全部削ぎ落とし、空に浮かびそうな甘く包まれるような気分を与える。

 この甘い気分に巻き込まれると、もう現実に戻るのが嫌になり、洗脳が定着してしまいそうなんだけど、今のあたしにはとても抵抗できない。

 

 性器周りも未だ容赦無く振動し、最初の主役だったお尻の穴の振動は、まるでベースギターのように膣バイブの補佐にまわり、かといってその冷や汗が散るほどの尖った疑似排泄の快感は、衰えることなくあたしの脳をかき乱す。

 だって、直立不動のまま、ずっとずっとうんちが出そうで出ない焦燥感と、うんち出す時のゾクリとする快感が、終わり無く続いてるんだよ?

 普通ではトイレで排泄するときに僅かゼロコンマ何秒かしか味合わない快感を、もう何時間もブッ続けで与えられてるんだよ?

 お尻の肉は諦めの脱力で痺れ切っていて、本当にこんなあたしが戦闘に出られるんだろうか。

 

 そして膣の振動は責めの主役。

 あたしの処女膣を有無を言わさずかき回し、処女膜なんて膣壁まで伸ばし拡げられてしまいそうなほど、内部をあちこち押されている。

 

 『ルナ…… そのスーツの中って……』

 

 シンのバカぁ!

 変なこと言うから意識しちゃうじゃないかぁ!

 

880 : ザクマリア[sage] 2006/07/13(木) 00:34:42 ID:1GPAzHH30

 どうせシンの想像なんて、男の子連中で回し読みしたエッチ雑誌の中身程度の内容なんだろうけど、それでもあたしがこんな機械の中に閉じ込められたままエッチな気分になりっぱなしだってわかっちゃったから、無理矢理にでもパターンを当てはめてヘンな妄想してるに違いない。

 

 ま、まさか、今ごろ自室で、自分で……!?

 ぎゃー! 不潔!

 こんな状態のあたしが言うのもなんだけど、ネタにされるのってこんなに不快なもんなんだ。

 

 あたしの精神の最後の砦、自意識であれこれ巡らす思考によって、快感に呑まれるのを防ぐ作戦を脳内から押し出すように、クリトリスの振動がひときわ強くなる。

 

 脳の中心にクソマジメを据えて、なんとか自我崩壊を防いで来たのに……

 「もうらめらぁ……」

 口に嵌められたザクのマスクの奥で呟く。

 

 股間の割れ目の縁で、クリトリスがこれ以上無いってほど尖ってるって、はっきりわかる。

 それを容赦無く叩くように振るわせる装置。

 おっぱいやお尻の穴や膣の振動と協調するように、叩き、摘まみ、揺すり、こね回す。

 振動の刻みも波状的にスピードを変え、次第に周波数が上がるにつれ、かんたんにイク体制に連れて行かれてしまう。

 

「もうらめぇ……」

 快感を浴びる全身が脱力し、されるままに振動シャワーを受け入れるように心が開いた時、とうとうあたしの自我が壊れる瞬間がやってきた。

 超快感の高みに、こんな幸せがあるなんて。

 

 バネのはじけるような音が鼓膜に響き、次の瞬間、激しい耳鳴りに襲われた。

 キーーーンという音とともに周囲から音が消え、全身が快感に満たされた一つの球体になったように感じた。

 

 そしてついに時間の感覚を失い、ずっとずっとそのまま係留された。

 

881 : ザクマリア[sage] 2006/07/13(木) 00:35:31 ID:1GPAzHH30

 

 気が付くと、艦が揺れている。

 いつのまにか発進したんだ。

 

 艦内にアラートが響く。

『コンディション・レッド発令 モビルスーツのパイロットは搭乗機で待機して下さい』

 メイリンのアナウンスが聞こえてきた。

『ザクマリア、 起動します』

 さらにあたし宛のメイリンのアナウンスが聞こえ、眼前にHUDからの映像が飛び込んで来た。

 視界が明るくなり、コンソールが映し出され、起動画面が出る。

「了解」

 以前通りの慣れた口調で返事をする。

 

 頭が非常にクリアで、身体が軽く感じる。

『お姉ちゃん、大丈夫?』

「大丈夫よ、メイリン。でも私信はダメよ」

『ごめん』

「でも、ありがと」

『ルナマリア、聞こえる?』

「艦長! はい、聞こえます」

『状況を説明するわ。我々を追ってきた地球連合艦隊が増援を得て、この基地の攻略に出たの。当艦はそれを迎え撃ちます。あなたはまだ慣れないだろうから、甲板上で待機し、艦の護衛と迎撃を担当してもらいます。いいわね』

「了解」

 

『ザクマリアはカタパルトへ』

 ハンガーから体を外し、巨大なモビルスーツ用カタパルトの片足部分にちんまりと収まる。

「ザクマリア、行くわよ」

 確認表示が次々と青に変わり、リニアカタパルトの強烈なGがかかる。

 質量が軽い分、あっと言う間に加速し、ランチャーから射出された。

 

894 : ザクマリア[sage] 2006/07/15(土) 22:00:02 ID:BE8A1jmG0

 海上の空中に放り出されて一瞬戸惑ったけど、『こっちへ行きたい』と念じただけでバーニアが噴射され、蝶のようにヒラヒラと体を翻しつつミネルバの周りを一周し、ランチャー上部の甲板に降りた。

 前回の戦闘で撃たれてバラバラにされた因縁の場所だ。

 背中で折り畳まれている大出力のビームライフルを伸ばして脇に抱え、次第に押し寄せる敵のモビルスーツ群を見据える。

 あたしが発進している間に、シンはとっくに出撃していて、前方遠くでシンの乗るインパルスが交戦している様子が見える。

 

 そのうち前方の戦闘している集団の左翼から2,3機のモビルスーツが抜け出し、こちらへ向かってくる。

 接近警報が鳴り、眼前のHUDに3つの"□"マークが現れる。

 ミネルバが迎撃ミサイルを連射し、前方に弾幕と爆煙が広がるが、HUDの"□"マークは消えずに細かく動き、マークに添えられた数字がどんどん小さな値になる。

 

 来る!

 

 爆煙の中から数条のビームが飛び出し、ミネルバの艦体をかすめる。

 レイがビームライフルを連射するが、接近戦用の武器なので苦もなくかわされてしまう。

 

「ルナマリア、何をボーッと見とれている」

 ハッ!

 レイの声に我にかえった。

 下腹部に力を入れ、おま○こと肛門に突っ込まれたままの棒をギュッと握り締めると、全身に力がみなぎってきた。

 まるで昨晩までエッチなエネルギーをチャージしていたかのように、たっぷりと蓄えられた力が全身を駆けめぐる。

 

895 : ザクマリア[sage] 2006/07/15(土) 22:01:16 ID:BE8A1jmG0

 あたしに合わせて小さくリサイズされたオルトロス・ビームライフルを構えて狙ったが、じっとしていられなくて、そのまま飛び上がり、敵集団の中心めがけて突っ込みながら、まるでスローモーションの映像でも見るように2発撃った。

 自分でも信じられないくらい精密な射撃で、1発ずつ確実に敵モビルスーツのコクピットを撃ち抜き、2機撃破した。

 タイミング的に3発目が撃てなかったので、1機撃ち漏らした。

 それがミネルバの艦橋に向かう。

 

 大変!

 

 思考するや否や、瞬時にスーツの太ももから腰までが硬化し、脚部のバーニアが火を噴く。

 吐きそうな加速の後、一瞬で先行する地球軍モビルスーツを追い抜いていた。

 

 ミネルバの艦橋を背にして、空中に仁王立ちになり、ビームライフルを構える。

 敵モビルスーツはいきなり人間サイズのものが眼前に現れたので一瞬戸惑った。

 その隙にすかさずビームライフルで撃ち抜く。

 戦艦も落とせるほどの一撃を至近距離で喰らい、敵モビルスーツはあっけなく火の玉となって海に落ちた。

 

 ミネルバ艦橋の直前やや上方の空中で静止し、後続の敵を伺う。

 あの3機以外はまだ来ないようだ。

 

『お姉ちゃんすごい! でも、その…… パンツ見えてるよ?』

「キャーーーッ! こんな時に何よォ! 『お姉ちゃん』て呼ぶのやめなさい! これはパンツじゃないから! 見えてもいいの!」

『でも、そのぅ…… 前も後ろも装置の出っ張りが見えてて、何か差し込まれてるってはっきりわかるよ? 見てるこっちがハズカシイよぉ!』

「い、イヤーーーーーッ! 見ないで! そんなこと通信で喋らないで!」

 急いで艦橋の前から飛び去り、ランチャーの上へ戻った。

 

896 : ザクマリア[sage] 2006/07/15(土) 22:02:23 ID:BE8A1jmG0

 

「少しは慣れたか、ルナマリア」

「さっきはありがと、レイ」

 

『ルナマリア、聞こえる? シンが苦戦してるわ。敵はもうこちらまでは来ないようだから、守りはレイに任せてシンを援護しに行って』

「了解」

 

 前方を見据え、またおま○こ握り締めて力を込め、飛翔をイメージする。

 遥か前方で展開する戦闘空域まで、ザクの何倍もの速度で到達する。

 

「シン!」

「ルナ! 危ないぞ! そんなんで役に立つのかよ」

「言ったわねーぇ!」

 

 シンを苦戦させているのは戦艦からの援護射撃だ。

 大量のミサイル弾幕と大口径のビーム砲のおかげでモビルスーツ戦に集中できないようだ。

 

 あたしは一番近い戦艦の艦橋の前に立った。

 戦艦のレーダーにもモビルスーツのレーダーにも、あたしの姿は映っていないようで、突如目の前に現れた人間兵器に、最初いぶかしげな顔になり、あたしがビームライフルを向けると恐怖で引きつった顔になるブリッジ・クルーたち。

 直接人を殺している実感がトラウマになりそうだけど、あたしは目を瞑って引き金を引いた。

 

 艦橋は爆煙とともに四散し、戦艦は機能を失った。

 そのまま艦橋の直上に上がり、炎の熱風に流されながら、艦橋まで艦を縦に貫くエレベーターがあるだろうと思える辺りを狙って、2発続けて撃つ。

 見事命中したらしく、やや時間を置いてから艦の下部近くが大爆発し、真っ二つに折れた。

 

 これはいける!

 調子に乗って、レーダーに捕捉されないのをいいことに、次から次へと艦橋を潰し、結局全艦12隻を沈めてしまった。

 その間にシンはとっくにモビルスーツを全部やっつけていた。

 

963 : ザクマリア[sage] 2006/07/24(月) 09:51:18 ID:AJfxrN8Y0

 

「ルナーーッ!」

「シン!」

「すっごいな、おまえ! 『役に立つのか』なんて言って、ごめん」

「へっへーん、忘れてた? あたしだって『赤』なのよ!」

 ごうごうと黒煙を上げる艦隊の残骸を後にして、シンのインパルスと一緒にミネルバへ帰投した。

 

 格納庫にクラディス艦長以下士官全員と、主だったクルーメンバーがズラリと揃っていて、拍手で迎えてくれた。

「すごいわ。たった1機で艦隊全滅させるなんて。ご苦労様」

「ありがとうございます、艦長」

「フェイスとまではいかなくても、叙勲は確実だねぇ」

「それは無いと思います、アーサー副長。もう、ルナマリアは機械の一部、戸籍も軍籍すら無いんですから」

 レイが冷徹に言った。

 湧き上がっていた格納庫内がしーんと静まり返ってしまった。

 

 そうだ……

 あたし何浮かれてんだろう。

 あたしもう人間じゃないのに。

 急にぶわっと涙が溢れ、泣きながらハンガーまでガチャンガチャンと駆け戻った。

 

「メイリン! メイリン、システム切って! 早く! お願い! エーーーン、エン、エン……」

「お姉ちゃん……」

 メイリンがブリッジへ戻って行った。

 

964 : ザクマリア[sage] 2006/07/24(月) 09:52:17 ID:AJfxrN8Y0

 

 自らの体をハンガーに固定し、2,3分待つと、メイリンのアナウンスが聞こえた。

『お姉ちゃん、切るよ。それと……”メンテナンスモード”?に移行します』

「お願い」

 メイリンもなんだか涙声だった。

 眼前のHUDが消え、視界がまた透明なスーツの頭部にパッキングされた、惨めな閉塞空間に切り替わった。

 全身が指先まで動かせなくなり、口に嵌められたマスクからの息苦しい呼吸しか許されなくなった。

 

 ヨウランが機材を抱えてやってきた。

「せっかく盛り上がってたのに、みんな行っちゃったよ。レイもひどいよな。あんな言い方って無いよな」

「事実だから仕方ないよ。 ンーーー!!」

 急にまた性感を煽る装置が一気に動き出した。

「あ、始まったのか? お、俺、その……」

「はああぁん! 見ていいから! 気にしないから! ちゃ、ちゃんとメンテナンスして行ってよ!」

「わ、わかった」

 

 ヨウランがあたしのバックパックにあるリッドを開け、道具箱からドロドロしたものが詰まったチューブを取り出した。

「口の位置を合わせて」

「ン」

 呼吸穴のすぐ下にある部分が伸びてきて喉の奥まで入る、

「オエッ! オゲッ!」

 ややあってからドロドロと胃に流動食が流し込まれ、次に水が流し込まれて、あっという間に食事が終わった。

 喉に入った管が戻る。

 股間にコネクターのついたホースが嵌められ、おしっことうんちが吸い出されてゆく。

 

965 : ザクマリア[sage] 2006/07/24(月) 09:53:15 ID:AJfxrN8Y0

 

「俺もう行くわ。がんばれよ」

「うん…… ありがとう」

 ヨウランが行ってしまうと後はあたしひとりぼっちになった。

 

 ”ヒマ”を示す脳波を検知したのか、またオッパイから順に振動が始まる。

 甘い刺激を刷り込むように、乳首がつまみ上げられ、振動させられ、ギューンと電圧が掛けられる。

 

「はふっ……!」

 

 それだけでもう頭の中はエッチな気分でいっぱいになり、身動きできないスーツの中で身悶えるあたし。

 肛門と膣を貫く二本の極太をくわえていることを思い出し、戦闘中のようにまんことけつあなでぎゅっと握りしめてみる。

 とたんに頭の中で何かがピカッと光り、全身に甘美な痺れが駆けめぐった。

 

 戦艦を沈める強大な戦闘力を持つあたしが、自由を奪われ快感漬けにされて次第に壊れてゆく……

 

 あたしはあることに気付いてギクリとした。

 この快感をたっぷり刷り込まれた挙句、今度は一切の快感を奪われて、『イカせて欲しくば戦え』と言われたらどうだろう?

 今のあたしはとても逆らうことなんてできない。

 ああ…… こうやって戦闘と快感漬け調教を繰り返され、どんどん人型戦闘兵器として仕上げられてしまうんだ。

 

 絶望の味付けが加えられた瞬間から更に深く深くイキはじめ、惨めにイクあたしを遠巻きに見つめる男性クルーたちの好奇な視線に気付いてもなおずっとイッたままだった。

 

―おわり―

 

 

966 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2006/07/24(月) 10:07:51 ID:tX7qF2eJ0

GJ&乙!!

自分ガンダムはちんぷんかんぷんだけどとても萌えました。

 

970 : 名無しさん@ピンキー[sage] 2006/07/24(月) 21:44:53 ID:dbsC6jOY0

ザクマリアお疲れー!

どれだけ活躍しても中身はみじめ、元の友人達にも実態を知られた状態で

衆人環視のなか否応なくイキ続けなければならない毎日が続いていくって終わり方はなかなか。

 

 


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